造幣局150年 近代銅産業の系譜◆(3) 大阪製銅会社 国内初の伸銅会社誕生 古銭再生ノウハウを注入
貨幣用地金の銅精錬事業を指導したお雇い外国人ガウランドは造幣局外への技術供与も精力的に行った。まずは今の大阪城の東側にあった大阪砲兵工廠に特別顧問として招かれ、大砲鋳造用の溶解炉の設計にあたり、東京砲兵工廠で1881年(明治14年)に始まった黄銅板圧延にも関わった。そして同年、日本初の民間伸銅会社が設立する。
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