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日本製鉄 事業部長に聞く/交通産機品/小野田 謙一執行 役員/伸びるエリアで需要捕捉

――取り巻く環境を。

「鉄道車両品について、新型コロナウイルス感染症影響を受けた鉄道事業者は経営状況が悪化しており、一部で新造車両の投入延期や補修計画の見直しが出ている。多くの客車は運行が継続していることから、当社の販売は比較的堅調に推移しているが、長期的には新造車両は減少するとみており、先行きの動向を注視している。クランクシャフトなど自動車関連需要は2020年度下期に急回復したが、半導体不足や、東南アジアの感染再拡大に伴う部品調達ネックで自動車メーカーの減産影響が拡がり、不透明感が漂う。自動車以外の産業機械品についてはプラスチック成形用金型や圧延用ロールなど鍛鋼品、リターダやアルミホイールは需要が回復基調にある」

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