造幣局150年 近代銅産業の系譜(5)大阪製煉所と大阪電気分銅 電気銅に夢託した大阪銅吹屋 三菱、払い下げ事業を拡張

日本に銅精錬の近代技術をもたらした造幣局のお雇い外国人ガウランドが1888年(明治21年)英国へ帰国し、その指導を受けた日本人技術者らは造幣局内外で草創期の銅産業に従事した。そして電灯会社の相次ぐ開業に伴う電線需要を受け、銅精錬とその加工業は新たなステージを迎えた。

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