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鉄鋼新経営2030年に向けて 新報国製鉄社長 成瀬正氏 次の飛躍へ基盤づくり 新商号 幅広い材料提供を周知

――前期決算(2020年12月期)をどう評価しているか。

「前期比で減収減益となった。新型コロナウイルス感染症動向を踏まえて、下期(同10―12月期)は、上期(同1―6月期)に比べて売り上げが増えるとみていたが、われわれの業界は下期もコロナ影響が色濃く残り、期中で業績予想の下方修正を余儀なくされるなど、厳しい一年になった。コロナ禍で主力である半導体やFPD(フラットパネルディスプレー)製造装置関連の新規設備投資が難しくなったこと、最終需要家の営業活動が停滞したことなどが、収益悪化の要因。これまでに健全な財務状況を維持しており、厳しい決算結果に一喜一憂することなく、例年レベルの安定配当を実施する」

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