東京地区市況 薄板、前月比5000円上伸
東京地区の薄板市況は先週までに前月比でトン当たり5000円上伸した。2カ月連続の上昇で、需給タイト感が一層強まる中での鉄鋼メーカーの大幅値上げを受け、流通は商社やコイルセンターなどの大手から三次流通や二次加工業者まで、一様に価格転嫁を急いでいる。供給がひっ迫していることは需要家側も理解しており、直需向けでも値上げは徐々に浸透している。月の前半と後半で価格を変えるといった動きが条鋼に続き、薄板でも出始めており、市況は一段と騰勢を強めそうだ。
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