東日本大震災から10年ー立ち上がる被災地ー非鉄編(1) 古河電池 日本が変わる 事業戦略に変化 省エネ車向け競争力強化
古河電池いわき事業所がある福島県いわき市は2011年3月11日、最大約9メートルの津波に襲われた。海岸から約10キロメートル離れた高台にある同事業所は浸水被害を免れたものの、震度6強の強烈な揺れにより建屋天井の一部落下、生産設備や棚の倒壊、床の隆起と沈降、仕掛品や半製品の破損など広範囲の被害を受けた。
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