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経営戦略を聞く/三和シヤッター工業/髙山盟司社長/ニーズ捉えた商品開発を/「防災・IoT・電動」が鍵に

 三和シヤッター工業は、昨年、新型コロナウイルス禍による需要低迷に加え、原材料価格上昇などの各種コストアップ、サプライチェーンの混乱による材料確保難など、厳しい事業環境が続く中、販売強化や製品開発に粘り強く注力した。髙山盟司社長に昨年の回顧と先行きの事業方針、見通しなどについて聞いた。


 ――2021年を振り返って。


 「コロナ禍から戻るという想定でスタートしたが、コロナ禍により度重なる緊急事態宣言の影響もあり、上期はスピード上げて回復することができなかった。下期に入り、ワクチンの普及などで急速にコロナの抑え込みが進んだことで、営業活動が通常通りに進み、11月ごろから回復基調を示した。受注面に目をやると、国内建築は影響が限定的で、特にインターネット取引の増加による物流倉庫向けが売り上げ、受注ともに下支えした」

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