日本製鉄/利益「実力6000億円」/厳しい環境下で高収益維持/体質転換、着実に進捗

 日本製鉄は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中国経済の減速など市場環境が厳しくなる中、2022年度に連結事業利益8000億円と高い利益水準を維持する見通しを4日に公表した。自動車の減産や海外鋼材市況の下落などから粗鋼生産は前年より減る見込みだが、鋼材の販売価格是正と注文構成高度化、コスト削減で損益分岐点を下げ、収益を確保する。実力ベースの連結事業利益6000億円以上の達成に向け、継続中の改革を成果に結びつける。

ここから先は

1,894字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?