東日本大震災から10年 立ち上がる被災地(8)浦安鉄鋼団地 震災ばねに体質強化 組合と行政連携 早期再開後押し

国内最大の鋼材加工・流通企業の集積地である浦安鉄鋼団地。10年前の東日本大震災では激しい揺れで建屋が一部損壊するなどの被害を受けたが、それ以上に団地内の企業を苦しめたのは地盤の「液状化」現象だった。地震発生から間もなくして、工場内やトラック通路から泥水が噴出し、多くの企業が一時的に操業不可能な状態に陥った。現在も地盤沈下に悩まされるなど、震災の爪あとが残る企業は少なくない。

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