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サイクラーズ始動 福田隆社長インタビュー サーキュラーエコノミー実現 成長軌道へ新市場創出

 総合リサイクル企業の東港金属(本社=東京都大田区、福田隆社長)を中核事業会社とする持ち株会社、「サイクラーズ」が9月1日に始動した。目指すのは「サーキュラーエコノミー」の実現。金属スクラップや産業廃棄物を再資源化するだけでなく、産廃業界へのIT技術導入や中古品ビジネス、金属・産廃以外のリサイクルなど幅広い視点で循環型経済に貢献していく考えだ。福田社長に設立の目的やビジョンを聞いた。

 ――サイクラーズという会社を設立した狙いを。

 「ものを造って流通させ、使い終わったらリサイクルするというこれまでの『3R』から、ものの流れが複数になり構図もより複雑な『サーキュラーエコノミー』へと世界はシフトしている。東港金属グループとしてサーキュラーエコノミーの実現というミッションを近年掲げてきたが、これをより強力に推進するため新たな会社体制へと移行することを決めた。サイクラーズという社名は『循環するものたち』と言う意味でつけた」

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