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[初心者解説①]当企画の世界観

0.目次

1.はじめに
2.歴史との差異について
3.異教
4.三合連という組織について
5.四大派閥について

1.はじめに

本記事はTRPG創作企画「三合連の巣喰う世界」の初心者向け世界観解説である。この記事を閲覧するだけで当企画への参加における世界観知識は理解できるよう作成している。

三合連の巣喰う世界は2023年現代世界を舞台としている。一見すると我々が生きている世界と大差はないが、二つほど大きな違いがある。

一つは人が神とその威光を目撃することによって生まれる深い縁
それに基づく力である「異教」が存在している点

もう一つは「范帝」という皇帝を崇拝する軍団カルト「三合党会連合結社」通称「三合連という組織」が存在している点である。

本投稿では、この二つの要素を初心者向けに解説していく。

2.歴史との差異について
三合連の世界に関係する歴史は大きく異なっている。
しかしながら、我々の知る人類の歴史と、この世界において実際に起こっていた歴史は大きく改変されている可能性もある。それはこの世界を影から支配している権力者やフィクサーが実際に起きた歴史の記録を改変し、教科書に記載した偽りでもあるのだろう。参加者各員がこの世界の歴史に触れる創作を作成する際には、必ずしも実際の歴史に忠実に行う必要はない。

3.異教

異教と聞いてもイメージは湧かないだろうが、簡単に言ってしまうと「凄い存在に貰った力」と言えるだろう。
この力は、人が神(またはそれに等しい存在)の力を目撃した時に人に付与されるものである。そして付与されることによって不思議な力を扱えるようになり、一騎当千の力を持って敵を蹴散らす異教者となる。
しかしながらその力に深く染まり切った者は「果てのもの」という存在となり、人間的な死を迎える。
詳しい内容(中級上級者向け)については別投稿である。

4.三合連という組織について
三合連の前身は第二次世界大戦中に発足した対枢軸国傭兵軍団
「三合党会傭兵隊」である。
三合党会は元々は中東に400年存在する商隊組織であり、幅広い人脈を持っていた。
第二次世界大戦において、連合国との利害が一致し、対大日本帝国の戦争を行った。この際に三合党会の持つ幅広い人脈網、特に自国が欧米列強によって支配される国や、少数民族、迫害を受ける部族などから、約20万人の軍団を編成した。戦後彼らが一斉に各々の国に帰国し、以降もお互いの関係性を維持したことで幅広い友好人脈網「傭兵隊ネットワーク」が完成する。
戦後、このメンバーたちが「傭兵隊会議」を開き、三合連永遠化のための求心力を生み出そうとした。そこで三合連四頭と呼ばれた傭兵隊の四人の主要メンバーが「共通の崇拝対象」を生み出す事を提案した。これによって「范帝」という神格が創造された。
今日の三合連は范帝の理想を御旗として、四頭を中心とした支配統制体制を敷いている。范帝の理想のために様々な戦争やテロを引き起こし続けた三合連は、多くの犠牲者を生み出し、それ故に数多くの者から憎まれた。
三合連の巣喰う世界における「敵対分子」とは、この憎む者たちの中から生まれたのだ。

5.四大派閥について

本項では三合連世界における四つの勢力を紹介する。三合連の存在を中心とした世界では、その組織を含めて四つに分類されている。

范帝の理想のために、または三合連の武力戦力に惹かれ行動する「三合連(Tri`align)」

三合連の横暴を悪とみなし立ち向かい、その組織への復讐のために行動する「敵対分子(Anti)」

三合連と敵対分子のいずれにも属さないが、強大な力を持ち、時には二者の戦争をも利益とする「第三勢力(Third)」

三者のいずれにも該当せず、日常に身を置く「部外者(Outsider)」

この四大派閥がこの世界の人間の分類である。

<三合連>
三合連は范帝の理想のために行動する組織であり、范帝とその代行者たる「四頭」のために戦争に駆り出されたり、テロ行為に加担する。
しかしながら三合連の構成員の大半は范帝の理想を重要視してはいない。彼らが重要視するのは、三合連が持ちうる力に縋りつく者もいる。もちろん范帝の理想を蔑ろとする言動はご法度なのだが、、、

<敵対分子>
敵対分子は三合連を憎んでいる者、または三合連に「敵」とみなされたものである。ここでは前者を紹介する。三合連によって家族や友人を殺され、三合連への復讐のために彼らの壊滅を目論む事を重視している。しかし三合連は組織が范帝を中心に連結しているが、敵対分子は「三合連を憎む」という感情だけで複数組織が乱立しているにすぎない。更に復讐の規模も「范帝の崩御」から「一傘下組織の壊滅」まで幅広いため、各組織が団結し戦うという事も困難である。そのため弱い。しかしながら三合連は多くの者から恨まれる存在でもあり、部外者などから支持される存在でもある。三合連を悪とした場合の善である。

<第三勢力>
第三勢力は基本的に自らの所属組織の利益や理念実現が中心であり、そのためならば三合連や敵対分子とも共闘、良好な関係を築く。第三勢力は異教の存在を崇拝していることも多く、その存在の利益のために行動することもあり得る。これは三合連の范帝絶対主義と相反し、戦争のきっかけともなりえる。部外者や敵対分子の中には、異教の力を探求する者も多く、その力に染まろうと歩み寄ってしまう。

<部外者>
部外者は他の三者がある程度組織としての纏まりを持っているのに対し、彼らは基本単体であり、また戦闘能力を持っていないことが多い。この世界においては最も死の危険に晒される。更にはその時の経験が原因で、他の三派閥に転じることもある。しかしながら彼らは他のどの派閥よりも日常と繋がっていることも事実だろう。

以上で世界観の大まかな設定を記載した。
不明点に関しては三合連の巣喰う世界公式アカウントへ質問を送ることを推奨する。
また各項目に関する詳しい説明については別の記事である【中級上級者向け解説】を確認いただきたい。


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