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【中級者向け解説②】異教の神性体(神格、大神、央神など)

0.目次
1.神性体とは
2.神格、大神、央神とは


1.神性体とは
三合連においては異教という概念が重要となってくる。その異教において関連項目に「神性体」が登場する。
神性体とは三合連一般的には「人智を超えた力の保持者」である。
その力を持ちながら権威と威光を発揮し存在している超越者と言えるだろう。このような存在は肉体的、精神的な死を恐れるためか、神性体は他の肉体を保有する生命の記憶に永く留まろうと努める。その活動の一端こそが異教である。
異教の神性体には大きく分けて三つの区分がなされ、高座に上がるほど強大で永遠普遍であり、人々の間に名が蔓延ることもない偉大な存在となる。

神格 弱小の神性体、死霊、精神存在、土着神
大神 高座の上位神性体、多くの生命の祖であり、死と程遠い神
央神 全宇宙全次元全世界の創造者とその直接眷属


2.神格、大神、央神とは
神性体にも地位が存在するとされ、下から順に神格、大神、央神である。

神格とは神性体ではあるものの、大神などと比べると弱く、消滅する可能性と常に隣り合わせである。なぜなら神格に分類される者は、死後霊体となった生命や、その地土着の神、肉体を消失して新しい生まれたての神性体などである。彼らがなぜ弱いのかと言えば、それはその者を記憶する生命が少ないからである。威光と聖名に欠けるのだ。そのため記憶する生命を全て殺害すれば簡単に人の記憶から忘れ去られ、消滅するのだ。

 それに比べての大神とは、消滅のリスクなどほとんど存在しないほど強大で、偉大となった上位の神性体である。彼らは地球上を超えて、宇宙や異界、別次元などに属する幅広い生命にその複数の威光と聖名を持って記憶されており、それらすべての根絶は事実上不可能に近い。
また大神の大半は、既に強大な異教の力を持ち合わせており、それ故に自ら自我や記憶の保有を可能とする生命「眷属」の創造を可能としている。人間という眷属を創造した神性体も、一般的に大神に属している。自ら眷属を創造でいるが故、その聖名も複数保有している。三合連世界における范帝でさえも、せいぜいこの下級の大神に値しているのだろう。
しかしながら大神程の存在にあっても、その高座に属する央神とは歴然の差がある。

 央神は大神の創造主の創造主にまで至る遡る存在であり、果てはこの世界の創造に立ち会った存在の直接の眷属に値する者たちである。この格の者たちは大神の眷属や、神格となり得る程度が頭打ちの生命には認知も知覚もされ得ない。それは大神や神格、更にその眷属の持つ「消滅を恐れる心」とは矛盾している。
しかし彼らの言葉に「死」は存在しない。彼らは永遠である。肉体も消滅せず、精神など以ての外だ。本来生命に記憶される必要性もない。故に何者とも異教の縁を結ばない。第一に上位の神性体より遥かに高座に該当する央神の異教など、理解できるようなものではない。果ての異教者となり果てても、幾数劫の時を持って学ぼうとも、下級の生命には1%も理解できない代物である。
彼ら央神にはその中の最高座に属する「全央たる偉大な御御御方」が存在しているとされる。その威光と聖名は央神にのみ伝わり、知る人などいない。

その名を知ることがあるとすれば
君は既に央神の素質を保有するという事だ……


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