もう、普通の英語学習には戻れない!GPT+LMSでマスターするGrammar in Use
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
00 はじめに
Choimirai Schoolでは2023年4月24日(月)からGPT-4とLMS(学習管理システム)を活用し、Grammar in Use(GIU)をマスターするプログラム(GPTでマスターするGIU)を始めます。
今回のnoteではプログラムの詳細とGPT-4とLMSを導入した理由についてシェアします。
01 なぜ、GPT-4なのか?
2021年4月にGPT-3が使えるようになって以来、どうすればAIを英語学習に活用できるかと研究を続けてきています。AIを導入する上で最も重要だと思っているのは、人工知能からの返答が正しいのか?が担保できることです。
2022年11月にChatGPT(GPT-3.5)がリリースされてからAIに関する関心が高まってきていますが、ChatGPTの返答は間違っているケースも多々あります。ところが、2023年3月に公開されたGPT-4は英語学習に限っていいますと100%と呼んで良いくらい精度が上がってきています。
Grammar in Use(GIU)の練習問題を比較した例は下記のツイートを参考にしてください。同じ練習問題に対して、ChatGPT(GPT-3.5)は答えがわからないと返しています。一方で、GPT-4はページに書かれている内容を把握し、正しく答えていることがわかります。
GPT-4という信頼できるAIが公開され、Grammar in Useの学習でも安心して活用できるという自信が持てたのでGPTでマスターするGIUを始めると決めた次第です。
02 なぜ、LMS(学習管理システム)なのか?①:GPT-4に質問がしやすい
2023年4月12日の時点で、GPT-4は月々20ドルを払っても質問できる回数は3時間ごとに25回までと制限がかかっています。あと、Grammar in Use(GIU)に関する質問をする時もいちいち問題を書くとなりますと使い勝手が悪いのも事実です。
こうした課題を克服するため始めたのがGPTでマスターするGIUです。Learning Management System(LMS、学習管理システム)の導入で、GPT-4がLMSに書かれている内容を理解した上で、チャットできる仕組みを提供しています。ページに書かれている内容をGPT-4が把握していますので、より簡単に質問できます。
セクション2.2にある問8に対する質問は次のように聞くことができます。
続けて、現在進行形ではなく、現在形を使った理由は?と詳細を掘り下げることもお勧めしたいです。
上記の質問に対するGPT-4の答えです。
GPT-4は日本語にも対応しています。下記図は、解説を日本語で依頼したときの様子です。
03 なぜ、LMSなのか?②:進捗管理がしやすい
Grammar in Useは英語力を体系的に鍛えたい全ての方にお勧めしたい教材です。但し、全部で145個のUnitがあって、結果を出すためには日々の努力を複利で上達させる努力が必要です。でないと、一時的な努力で終わり、やり直しの繰り返しとなります。
GPTでマスターするGIUでは、最新の学習管理システム(Learning Management System, LMS)を導入することでより効果的に進捗管理ができるようになっています。終わったUnitにつきましては、明示的に「完了(Complete)」とマークできますので、モチベーションの維持にも繋がります。
04 なぜ、Grammar in Useなのか?
初版(1985年)から版を重ねてきたGrammar in Use。世界で最も愛されている英語教材だと言っても過言ではない。実用的な英語の用例が145Unitに分かれて紹介されています。練習問題も豊富で英語を英語「で」学ぶのにベストな教材です。
イーロンマスク氏は2015年1月5日、掲示板「Reddit」の「Ask Me Anything(AMA)」に登場して一般ユーザーからの質問に答えたことがあります。
中には「どうしてそんなに速く学べるの?」という質問も。その問いに対するマスク氏の答えがこちらです。
英語学習においても、Grammar in Useを英語という木の土台だと考えています。土台となる原理を一旦理解しますとそこからの上達は格段と速くなります。
05 AIを家庭教師として採用するメリット
ブルームの2シグマ問題は通常の授業を受けた生徒の平均よりも、マンツーマンの個別指導を受けた生徒の98%が優秀になるという研究結果です。
また、対話型AIと一緒に学習をすると一人で学習した時より最大36%の学習効果が得られるとのと研究結果もあります。
こうした研究でもわかるようにマンツーマンの家庭教師を採用するメリットはとてつもなく大きいです。しかし、24/7いつでも問い合わせができる家庭教師を雇うことはコスト面からしても到底無理な話です。ところが、GPT-4になりますと24/7いつでも相手になってくれる家庭教師と勉強ができます。
06 GIUの学習にGPT-4を採用するメリット
今までのGrammar in Useは教材を読んで練習問題を解いて、間違えた問題を復習するのが一般的な進め方だったと思います。一方で、Grammar in Useの内容を理解しているGPT-4を導入しますと、どんな質問も気軽に聞くことができます。
例えば、わからない単語の意味を調べたり、YouGlishのリンクを教えてもらうのも容易です。
GPT-4が教えてくれたYouGlishのリンクをクリックしますと「for ages」が検索された状態のYouGlishページが表示されます。
GPT-4はどんな質問に対しても、親切に対応してくれます。
07 プログラムの特徴①:GIUをGPT-4と一緒にLMSで学べる
GPTでマスターするGIUで利用する教材はGrammar in Use 5th Editionです。
145のUnitと練習問題を合わせると325ページもあります。これらの内容をGPT-4と一緒に学習管理システムで学ぶことができます。
08 プログラムの特徴②:教材の音声読み上げ
Grammar in Useには付属のE-bookがついていて、一部のセンテンスを読み上げてもらうことができます。
▲LMSのシステム上で教材を読み上げてもらった一例
GPTでマスターするGIUでは問題文を読み上げてもらった音源をシェアしていますので何度でもご自由に繰り返して聞くことができます。音源は単語レベルで再生箇所を選択できますので、聞き取れなかった箇所は集中して強化するようにしてください。
09 プログラムの特徴③:スマホからも利用可
GIUの学習で結果を出すためには、いかに限られた時間を効果的に活用するかが鍵となります。
同プログラムで採用しているLMS(Learning Management System、学習管理システム)はスマホからも大変使いやすくなっています。音声読み上げ機能や、GPT-4に対する質問など英語学習を隙間時間にも取り入れられます。
スマホの音声入力機能を利用しますとちょっとした英会話の練習にもなります。
10 プログラムの特徴④:個別面談とオンラインコミュニティ
AIが持つ本来の力を引き出すためには、適切な質問をすることがとても大事です。例えば、少し工夫をすればGrammar in Useで学んだ文法事項を活用した問題を作ってもらうこともできます。
上述した指示文に対し、GPT-4が書いてくれた練習問題がこちらです。
そして、空欄を埋めるための選択肢も書いてくれてます。
GPTでマスターするGIUにはオンラインのコミュニティと定期的に行う個別面談がありますのでこうした質問の仕方についても学べます。
11 まとめ
GPTでマスターするGIUは2023年3月にGPT-4が公開されてようやく可能となった英語学習プログラムです。
英語学習は家を建てるのと似ています。最初はいつ建つのかと気が遠くなる。が、一つ一つと積み上げていくとやがて立派な家が建つ🏚️。家と同様、どんな学習をどう積み上げるのかがとても大事。こうした仕組みを提供することで、丈夫な英語の家を建てることができます。
GPT-4とLMS(学習管理システム)を組み合わせることでGrammar in Useをマスターできるプログラムです。
同時に、最新の人工知能がもたらす可能性も体験できるかと思っていますのでぜひご検討ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?