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絶対に失敗しないDifyデプロイの手順、AWS Lightsail編

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

0  はじめに

Dify 101の参加者からよく聞く質問が、Difyを本番環境でデプロイする際、どんな手順がいいですか?です。

今回のnoteでは、絶対に失敗しないデプロイの方法を紹介します。

1  Pre-requisite

①AWSのアカウント

クラウドサービスはGCPやAzure、AWSなど複数の選択肢が。AWS Lightsailは3ヶ月間無料ですので、このnoteではAWSのクラウドサービスを利用します。よって、先に進む前にAWSのアカウントが必要です。

②OpenAIやAnthropic、CohereからのAPIキー

Difyは手持ちのAPIキーを使う必要があります。まだでしたら、OpenAI、Anthropic、そしてCohereからのAPIキーを用意してください。

Anthropicの場合、携帯番号を登録しますと5ドル分のクレジットがもらえます。

あと、CohereはトライアルのAPIキーが使えます。

2  Difyをデプロイするまでの流れ

LightsailでDifyをデプロイする手順は次のとおりです。

①VMの作成
②SSHキーの作成
③SSHで①へアクセス
④スクリプトを貼り付けて実行(8分待つ)
⑤コンテナがスタートしたらサイトへアクセス(http://IP Address/install)
⑥アドミンアカウントの作成
⑦サイトへログイン

一連の流れをまとめた動画をXでシェアしましたので参考にしてください。

3 デプロイ用のスクリプト

上述した手順の中で、3番目に記載したスクリプトはこちらのコードを参考にしてください。

curl -fsSL https://gist.githubusercontent.com/gijigae/50f400a5f91a39fbf2f0d0a652a9c409/raw/install-dify.sh -o install-dify.sh

sudo sh install-dify.sh

install-dify.sh のファイルをLightsailのVMへダウンロードし、そのスクリプトを実行するためのコードです。

ターミナルに「sudo sh install-dify.sh」が表示されましたら、Enterキーを押してください。Docker + Difyのインストールが始まります。デプロイが完了するまで、8分前後かかります。

4  注意事項

① Unable to load key

AWS LightsailでVMを作った後、すぐアクセスしようとすると下記のようなエラーメッセージが表示されるケースがあります。

SSHの画面を閉じて、もう一度「Connect using SSH」のボタン(下記図参照)を押下すれば問題なくアクセスできます。

② httpのURLでアクセスすること

AWS LightsailでデプロイされたDifyはhttpのURLでアクセスする必要があります。httpsでのアクセスですと下記のエラーが表示されます。

③ コンテナが起動してからインストールの画面が表示されるまで2分程度かかる

下記の動画でもわかるように、コンテナが起動してからアドミンアカウントを作成するまで2分程度時間がかかります。

インストールの画面が表示されない場合は、少し時間をおいて画面をリフレッシュしてください。

5  Dify 101の宣伝

Choimirai SchoolではDifyの基本から始め、RAGの実装や本番環境での実装まで体験できるDify 101のプログラムを提供しています。

Difyがもたらす可能性を体験したい全ての方にお勧めしたいプログラムです。

6  まとめ

Difyは最新の言語モデルとツールを組み合わせることで、企業や個人のニーズに最適化した複合AIシステムが開発できる最強のツールです。しかも、オープンソース!

但し、本番環境でデプロイしようとするとDockerのインストールから、コンテナイメージのダウンロドまで慣れてない方ですとハードルが高いのも事実。その課題を解決するため、全ての手順を自動化できるスクリプトを用意しましたのでまだの方はぜひ参考にしてください。AWS Lightsailは3ヶ月間無料となりますのでいろんな実験が可能かと思っています。

スクリプトや手順につきまして何か質問があれば、 #Dify部 のタグをつけ、Xで教えてください。

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