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絶対に失敗しないDify(a.k.a Dify 201)、始めます

こんにちは、Choimirai Companyのサンミンです。

0  はじめに

2024年4月1日からスタートしたDify 101。ありがたいことに、2024年6月18日まで67名の方が参加されています。

Dify 101に続け、2024年6月19日からは「絶対に失敗しないDify(a.k.a Dify 201)」をスタートします🚀。

今回のnoteではDify 201を企画した理由とプログラムの特徴について紹介します。

1  Dify 201を始めた理由

Dify 101の個別面談を進めていく中で感じたのが、参加者のPC環境によってDifyから得られる成果に大きな差が生じていることです。

最新版にアップデートすることだけを見ても、スムーズにできる方もいれば、ネットワークの問題で、Dockerのコンテナをダウンロードする時に接続が途切れ、何度も作業を繰り返す時もある。

Difyのような複合AIシステムは、初対面での第一印象がその後の付き合いを左右する場合が多い。第一印象がよければ、Difyを使う習慣もより身につけやすいです。

こうした課題を解決したく始めたのが、Dify 201です。

2  Dify 201の特徴①:すぐ使える

Disy 201の特徴は、なんといっても初回のミーティングからDifyが使えることです。最新のDifyがインストールされているVM(仮想マシン)はもちろん、SSL証明書発行済みのドメインをHTTPS経由でアクセスできます。

▲ HTTPS経由でアクセスするDifyの一例

また、HTTPS経由でDifyへログインしますとOpenAI(上限月20ドル)とCohere(Rerank用)のAPIが登録済みとなっていますので別途アカウントを作る必要もなく、最新モデルを使って、チャットボットやRAGが実装できます。

あと、Dify 201で構築したDifyのVMではETLのオプションとしてUnstructuredIOを採用しています。この設定によって、パワーポイントなどデフォルトのDifyより多様なファイル種別でRAGが実装できます。

UnstructuredIOによるテキストの前処理、OpenAIのEmbeddingsでベクトルDBへ保存、そしてCohereのRerankでチャンク抽出の最適化。この3つの組み合わせでぜひ最高のRAGを体験してみてください。

3  Dify 201の特徴②:チームメンバーも招待可

Dify 201で導入しているVMは2vCPUに8GBのメモリを積んであります。このスペックですと、10名まで同時に利用しても問題ないキャパ!VMにはチームメンバーを招待できるメール機能も実装済みですので、お持ちのメールアドレスを登録するだけで簡単に他のユーザーを招待できます。

4  Dify 201の特徴③:サーバーの引越し

Dify 201では5回の個別面談を通じて、Difyの基礎から始め、APIを利用したサービス開発まで体験できるプログラムです。

最後の面談ではDifyをAzureのVMから別のサーバーへ引っ越しさせることも体験できます。データを移行する手順を覚えれば、より自由にクラウドサービスが選択できるはずです。

5  Dify 201の特徴④:専用のFirecrawlサーバー

Dify v.0.6.11で一番注目を集めている機能の一つがFirecrawlとの連携です。該当サイトのURLを渡すだけで、該当サイトのクローリング+スクレイピング+ベクトルDBへの保存までが一瞬でできる。

Firecrawlは素晴らしいサービスだけど500ページ以上スクレイピングするためには有料プランが必要。19ドルだと3000ページまで、そして99ドルだと10万ページまでスクレイピングできる。

幸い、FirecrawlにはSaaS版に加え、OSS版のサービスもある。Dify 201へ参加されますと専用のFirecrawlサーバーを立ち上げ、利用することもで可能です。

6 Dify 201に含まれる内容

① 5回の個別面談
② Difyサーバー(2vCPU, 8GB RAM, 128GB HDD):2ヶ月で26770円相当
③ Firecrawlサーバー(スペックはDify同様):2ヶ月で26770円相当
④ OpenAIとCohereのAPI:2つ合わせ、上限月20ドル:2ヶ月で6000円相当

②、③、④を合計しますと、2ヶ月で59540円相当のサービスがご利用できることです。

2ヶ月で59,540円相当のサービスがご利用できる

7  Dify 101へ参加された方々からの声




8  まとめ

Difyはまだ始まったばかりで、これから追加される機能によってLLMOpsなどより洗練されたサービスが実現できるようになります。

Difyの使い方を本気で学び、収益化まで繋げたい全ての方にお勧めしたいのが「絶対に失敗しないDify(a.k.a Dify 201)」です。


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