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【Roam Research】用途にあった作業場を作る方法

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

0  はじめに

梅棹先生は「知的生産の技術」の中で集中力を高めるため、空間の配置を決めているという話をされています。

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"わたしは、ひとつのテーマがきまると、それに必要な資料や本を資料庫からもちだして、仕事場の机のまわりにおく。そこで、その仕事に集中する。"

先生はまた「知的生産の技術」の中で、こんな話もされています。

"知的生産の技術のひとつの要点は、できるだけ障害物をとりのぞいてなめらかな水路をつくることによって、日常の知的活動にともなう情緒的乱流をとりのぞくことだといってよいだろう。"

用途に合わせて集中できる作業場を作ることは知的生産力を高める上でとても重要なことです。

集中力については「Hooked」の著者である、Nirさんが書いた、「Indistractable」でも強調されている能力です。

"The world is splitting into two types of people: those who allow their attention and their lives to be manipulated by others, and those who proudly call themselves indistractable. When you become indistractable, you influence others to do the same. You can influence colleagues and coworkers to try these techniques. You can inspire your friends and family to pursue the lives they envision. You can help your children learn what is sure to be the skill of the century: the power to become indistractable."

RoamにあるworkSpace機能を活用すれば、用途にあった作業場が作れて、意図的に集中力を高めることができます。

今回の note ではそのworkSpace機能についてシェアさせていただきます。

1  Pre-requisite

RoamのworkSpaceは、Roam42のSmartBlockを利用しますので、Roam42が有効になっていることを前提に進めさせていただきます。Roam42をインストールする方法は下記の note を参考にしてください。

2  作業場作成用のコマンド

作業場のSmartBlock(SB)を準備する際、主に使うコマンドは3つあります。

<%SIDEBARWINDOWCLOSE:0%>
<%SIDEBARWINDOWOPEN:%>
<%OPENPAGE:%>

■SIDEBARWINDOWCLOSE

サイドバーに表示されているページを全部閉じてくれます。

■SIDEBARWINDOWOPEN

サイドバーで開くページを指定できます。一つのSBに複数のページを開くこともできる。

■OPENPAGE

メインページにどのページを表示するか指定します。

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3  workSpaceを使った作業場の実例

■Roamで学ぶ、GIU

Choimirai SchoolではGrammar in Use(GIU)をRoamで学ぶプログラムを提供しています。

GIUをRoamで学習される場合、ExplanationとExerciseページを同時に参照するケースが多い。workSpace機能を使えば、該当ユニットのExplanationとExerciseページをそれぞれメインとサイドバーで開くことができます。

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■Roamで学ぶ、DS4E

応用編となりますが、こちらの動画は「Roamで学ぶ、DS4E」の為に準備した作業場の一例です。作業場と同時にポモドーロを設定することもできますのでより集中できる作業環境が作れます。

▲「Roamで学ぶ、DS4E」で利用している作業場の一例

上記の例で利用したSmartBlockですので参考にしてください。

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4行目に<%FOCUSONBLOCK%>を設定することでSmartBlockを実行した後に、該当ブロックがズームインされる仕組みとなっています。

4  まとめ

Roamは使い方によって生産性と知的生産力を圧倒的に上げてくれるツールです。ニーズにあったworkSpaceを作るためには色々と試行錯誤も必要ですが徐々に慣れていきますと複数の作業場を用意し状況に合わせて、切り替えるのもいいと思います。

作業場を作成する中で何か質問などあれば、#Roam部 のタグをつけてTwitterで教えてください 😊。

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