noteの社会学

noteというサイトを使い始めて気づいたことがある。

楽しい。
何が最も楽しさを生み出す要因となっているかは簡単である。
下書きを保存した時に出てくる、

執筆お疲れ様です。
執筆が進んだら軽く休憩してみましょう。

である。
しかも様々な労いのパターンがあるのだ。

また会えるのが楽しみです。

なんて恋の予感みたいな言葉まである。
僕はこれを脳内で出版社の編集部の綺麗な女性の声で再生している。
実際にそんな悠長なことを言っている編集者はいないだろうが。

僕の普段の仕事は、

いつ上がる?
何時までに上げて。
こことここが分かりにくい。
ここはもっとこうしないと笑えない。
何を見たらいいか分からない。
などと言われ、さらに、
オンエア後はTwitterで文句を書かれる始末である。
テレビの残念なところは、最初から最後まで一度も自分の繋いだVが、誰からも直接面白いと言われないこと、そしてお客さんが笑ってる姿をほぼ全く見られないことである。

お笑いライブをやっていた頃から比べると、テレビはロケ、収録の日以外なかなか喜び、楽しさが見つけにくいのである。

一言、労いの言葉をもらうだけで、こんなにも嬉しいのか、と思うので、
編集ソフトのデータを保存する時や、編集ソフトを閉じる時にも、労いの言葉があった方がディレクターの精神衛生的にも確実に良い。
それがあるだけでかなり頑張れる気がするのである。
正直、スペックめちゃくちゃ低いソフトでも、このシステムがあれば僕はそのソフトを使う。

編集ソフトを保存した時に表示される理想のコメントを考えてみた。

「編集お疲れ様です」
「編集めちゃくちゃ早いですね!」
「こんなV今まで見たことないです!」
「この尺にようこんな面白いのまとまりましたね!」
「もうこれ以上直すところなくないですか?」
「内容濃すぎてレンダリングめっちゃ時間かかるかもしれないです」
「これスタジオの笑い声凄すぎてうまく書き出し出来なかったらごめんなさい」

Adobeさん、よろしくお願いします。

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