仮説②ZiDolはSMAPである

新曲が素晴らしかった。アイドルとしての幅が格段に広がっていた。
これまでは、いちアイドルとしてアイドル界に参戦している感じだったが、「today is まにまに」でいつの間にか王道アイドルのド真ん中に急に踊り出ていた。

ここでまたある仮説が立った。
ZiDolはSMAPなのではないだろうか。

ZiDolのメンバーといえば、最近はそれぞれのコンビとしての仕事がうまくいっていたり、賞レースで結果を残している。

私は、それもZiDolという支柱が根幹にあるからこそなのだと思う。

かの有名なアイドルグループ、SMAPも、各々俳優として、タレントとして、MCとして、様々な方面で活躍していたが、
最終的には最高の曲で繋がっているという安心感と心の余裕があり、さらに各々の活動を安定させ、飛躍させていた。

Zidolのメンバーも過酷な賞レースの中で
「人を勇気づける音楽を奏でている」という自信
「最良の音楽が身体に流れている」という自負
そして「その音楽に自分たちも勇気づけられている」
これこそが現在の活躍のエネルギーの源なのではないだろうか。

もちろんこれはメンバーだけによってもたらされるものではない。
最も素晴らしい点が、プロデューサーによる「壁の設定」である。

成長のためには、いきなり高い壁を作っても低い壁を作っても成長しない。
それどころか、高すぎる壁や低すぎる壁を作ってしまうとモチベーションの低下に繋がる。

この適切な「壁の設定」が「成長」にとって最も重要なのだが、ZiDolはこれが素晴らしいのである。
ダンステスト、歌唱力テストという試験の壁、
そして定期的に設定される「意味分からん歌」というアイドルのメンタル成長を促す壁、
さらに「超えてみたい」と思わせる魅力的な新曲という壁。
そして何より、モチベーションを維持させる「チューブ」というシステムの壁。

思い起こせばSMAPは、定期的に長時間特番や、かなり練習を伴うチャレンジなど、様々な壁が番組の中で設定されていた。
これを通して本人たちが成長するだけでなく、ファンと演者が「その時間を共有すること」こそが最も「応援したくなる」要素を作り出しているのである。


全員が個々で活躍できるポテンシャルを持っている上で、それらが集まった時に、最も輝き、我々を楽しませてくれることから、ZiDolはSMAPを彷彿とさせるアイドルグループであると言えるだろう。

おそらく、この五者五様のメンバーであれば、料理対決、集団コントなど何をやっても面白くなるだろう。
「ZiDol×ZiDol」という番組が始まったとしても何ら不思議ではない。

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