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ごちうさ読了記録[まんがタイムきららMAX2023年3月号]

こんにちは。三月です。毎号のごちうさの感想は読書メーターに記録するようにしていたのですが、サイト側で10年前の号と同じページを使いまわしているという不具合があり記録に支障が出てきました。同時期にツイッターアカウントの凍結も経験し(今は復活済です)、記録をどこにつけるかという問題にまた頭を悩ませることになりました。キリの良い年始第一号のタイミングということもあって、今月からはnoteに記録記事を書いていこうかと思っています。人に読ませる目的の文章と言うよりは純粋に後から自分の記憶を喚起するためのトリガーなので、あまり多くは期待しないでください。

過去号の感想はこちらからどうぞ。

久しぶりに表紙がごちうさでした。

扉絵はシャロちゃん。扉絵とデータ周りに詳しいオタクに詳細は任せますが、キャラ単体の扉絵も久しぶりだったようです。11巻範囲全部キャラ複数の扉絵だったとか(今回の話は12巻2話該当のはず)。物語の群像劇としての色彩が強くなっている中で、久しぶりのキャラ当番回ということになるのでしょうか。変な柄のTシャツはKoi先生のマイブームなんですかね。それ以上に胸元がセクシーなのに目が行きますが…

今回の最大の伏線ですが、チノ→ココアの催眠の内容はいったい何だったんでしょうね。今のチノはココアに対して、夢を叶えて欲しい、でもそのために離れ離れになるのは辛い…と(少なくとも深層意識レベルでは)アンビバレンツな感情を抱いているはず。それ関連の願いであることはおそらく間違いないとは思います。人の解釈受け売りですが「夢を叶えてこの街にきっと帰ってくる」というのは説得力があると思いました。

青山さんのこの反応はチノの催眠の内容が聞こえていたのか、いないのか…。上の推測が正しいとして、今のココアにとっては夢を叶えることは能力以上の願いなのかもしれません。でも、おそらくはそう遠くないうちに来る最終回で、ココアはまたチノに会いに来るのだと思いますが、それはココアにとって深層意識でも望んでいたことと解釈できるのは「良い」ですね。

チノちゃんの地味に重い発言。ティッピーの中身(おじいちゃん)が成仏してしまったことで青山さんも店に来なくなる可能性あるとでも思っていたんですかね…。やっぱりこの娘、別れに凄いトラウマがあるんですよね。

千夜の「今年の」シャロちゃんは~という言い方も微妙に引っかかります。シャロが都会に行ってしまうので甘兎庵で働くチャンスは今年しかない、でもシャロの夢も邪魔したくないという、これもアンビバレンツな感情が滲み出た言い方のように思いました。

ということで、チノ→ココアにせよ、千夜→シャロにせよ、街を出て行く決断をした人達とそうでない人達、それぞれの願いが微妙にすれ違っており、当人らもそれを把握しているという結構切ない構造の話なのでした。ごちうさと言えばキャラ同士のすれ違いを描く話が多く、でも某アンジャッシュのコントみたいにすれ違ったまま話が噛み合っている…というパターンが初期の話では多かったと思うのですが、とうとういよいよ登場人物もそのすれ違いに気付き始めてしまったあたり、だいぶ物語が進んで来ているなあという感があります。

こう書くと凄くシリアスな話のようですが、でも基本的には読んだ時の印象のまま、めっちゃギャグカオス回だと思います。Koi先生、8巻終わりで綺麗に話をまとめた後の9巻冒頭でも「シャロちゃんのパンツ探し隊」をぶち込んで来たりしたので、真面目な話を作った後はぶっ飛んだギャグを入れたくなる発作を起こしている可能性がある。ついでにシャロちゃんはちょいエロとギャグ要員と思われてる可能性ある。何が「ここはやはり」なんだ、本編でこんなエロ同人誌の導入みたいなギャグ見るとは思わなかったよ!

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