痛い思いをし、傷ついて、否定され、強くなる(20日目)
写真左は1週間ほど前の写真です。
大きく生長した葉っぱは、時間の経過とともに柔らかな若緑色から深い緑青色へと変化します。
いまは室内で、点滴も暴風雨も存在しない、安穏の中で育てることが出来ているため、マイペースで生長することが出来ます。
しかし、大森林やジャングルでは、木々による日光の争奪戦、草食動物から身を守るための騙し合い、生き残りをかけた花粉の大量散布が行われ、猛烈な生存競争が繰り広げられています。
観葉植物は所詮、観葉植物であり、わたしのパキラちゃんも数年後にどこかの林に植え替えたとしても、恐らく生き残ることはできないのではないかと思います。
命を賭けて、野生で磨いた命は強い。
だから、養殖ではなく天然の魚が、ハウス栽培より露地栽培の野菜が好まれるのでしょう。
では、ヒトの場合はどうか?
みんなが『いいね!』と言ってくれる環境で育ったヒトより、否定され、蔑まれ、フラれて、傷ついて、痛い思いをした、ヒトに揉まれた経験の度合いが高い人の方が魅力的ではないかと思います。
ヒトに揉まれた人が、特別文才があるとは限りませんし、面白いことをたくさん言えるとは限りません。
逆に文才があって、面白いことを言えたら魅力的なのか?と思うと、少し違うように思えます。
『人は見た目が9割』という本が話題になりました。
本のタイトルになるくらい見た目、つまり表面的なことに人は騙されやすいのです。
表面を綺麗に取り繕うことは、スキルやテクニックでカバー出来ますが、内面からにじみ出る魅力は一昼夜で身につけられるものではありません。
わたしは、言葉にうまく出来なくてもいいから、内面からにじみ出る魅力を身につけていきたいと心から思う。
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