自転車レース専門サイトの可能性

ちょっと気になることがあってので、文章にまとめておきたいし、一部の人には目を通して欲しいと思ったのでnoteに記してみる。

http://www.procyclingstats.com/
という自転車レースのデータをデータをひたすら取り扱うサイトがある。

全て英語で記載されているが、手早くレースの結果を知りたい時、選手のプロフィールを見たい時、今後のスケジュールを確認したい時など、あらゆるシーンで利用している。わたしはほぼ毎日、いや数時間に1回はアクセスしている始末である。

こちらのサイトが、アナリティクスの情報をTwitterで開示してくれたのでメモしておきたい。

・1、2017年1月のサイト訪問ユーザー数(地域別)

1位:ヨーロッパ 1370万ユーザ(85%)
2位:アメリカ(北中南) 118万ユーザ(7%)
3位:アジア 67万ユーザ(4%)
4位:オセアニア 29万ユーザ(2%)
5位:その他 3万ユーザ

・2、2017年1月のサイト訪問ユーザー数(ヨーロッパの地域別)

1位:西ヨーロッパ 650万ユーザ(47%)
2位:南ヨーロッパ 336万ユーザ(25%)
3位:北ヨーロッパ 204万ユーザ(15%)
4位:東ヨーロッパ 179万ユーザ(13%)

・3、ヘラルド・サンツアー終了直後のリアルタイム訪問ユーザ数

計84ユーザ

1位:オーストラリア 17%
2位:アメリカ合衆国 16%
3位:日本 12%
4位:コロンビア 8%
5位:カナダ 6%
その他 41%

開催地がオーストラリアなので、ヨーロッパの人たちにとっては深夜・早朝の時間に行われたレース。
逆に日本は真昼間、アメリカなら夜と言った具合だ。

・4、ドバイツアー終了直後のリアルタイム訪問ユーザ数

計797ユーザ

1位:オランダ 19%
2位:スペイン 12%
3位:フランス 12%
4位:ベルギー 8%
5位:イタリア 8%
その他 40%

開催地がUAEなので、ヨーロッパとそれほど時差がなく、夕方〜夜にかけての時間帯となっている。

◆考察

1月のサイクルロードレースは、シーズンが始まった直後であり、ハイシーズンは3〜4月のクラシックシーズン、5月のジロ・デ・イタリア、7月のツール・ド・フランス、8〜9月のブエルタ・ア・エスパーニャ、10月の世界選手権だ。

中でもツール・ド・フランスは段違いに視聴規模が大きく、他のレースの10倍以上のユーザ数・観客数・アクセス数が見込まれる。欧米では自転車レースに興味ない人たちも何となく視聴するレベルのスポーツイベントだからだ。

つまり、ドバイツアーという比較的マニアックなレースの直後に797ユーザが訪問するということは、ツール・ド・フランス開催時にはゆうに1万を越えるユーザが訪れることは間違いない。

そもそも、ヨーロッパの自転車レースファンの数は、ざっくり数えて日本人ファンの20倍以上は存在することが、1番のデータから言えるのだ。

◆仮説

どう考えても日本語のコンテンツを英語化すべきだということだ。

http://cycleroadrace.net/
わたしの書いているサイバナというサイトのコンテンツを、そのまま英語化することが出来れば、即座に20倍の検索ボリュームがあるマーケットの中でサイトを運営することが出来るようになるはずだ。

試しにクリス・フルームという最も有名な自転車選手の検索ボリュームを調べてみたところ、

・『クリス・フルーム』の場合、月間1000〜1万程度
・『Chris Froome』の場合、月間10万〜100万程度

だそうで、10倍から100倍程度のボリュームの差はありそうだ。英語にすれば20倍のボリュームがある世界という試算はあながち間違っていなさそうである。

サイバナの2017年1月の実績は5万PV程度だったが、これをもし単純に20倍すればあっという間に100万PVのサイトの完成である。

これなら、収益手段がGoogleアドセンスだけでも、十分な収益を生み出しそうな気がするではないだろうか。

◆施策

問題はどのようにして英訳を行うかである。

Google翻訳を使いながら、自力でやるのも悪くないが、読み物として面白い文章が出来るかどうか不明。そもそも英語の面白い文章とは何なのかも全く不明。

では、ランサーズとかで英訳を発注すればいいのか。コレも軽く調べてみたが、英語が得意でかつ自転車レースに造詣が深そうな人は見当たらなかった。

自分でも英語の勉強しながら、英語力が抜群でかつ自転車レースに造詣が深い人とタッグを組めるような人脈開拓も狙っていく必要がありそうだ。

こんなことになるなら、学生時代なりに留学して英語をきちんと身につけておけば良かったと本気で後悔する日々である。

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