[MCQ2没]スタンダードでグルールが板な100の理由
皆さん、こんにちは。
細々とMTGA配信やら動画投稿やらをしているSanetomiというものです。
(もしお時間あれば、動画もご視聴頂けると幸いです。
niconico動画:https://www.nicovideo.jp/user/21370536
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今回は、スタンダードの雑感を記載しながら、5/18・19に大阪にて開催されたMCQにて使用したグルールのリストを紹介しようと思います。(5/19(日)開催のMCQにてTOP8入りしました)
1.グルールアグロとは
1.1 前環境のグルールアグロ
まず最初に、グルールアグロというデッキについてご紹介します。
グルールアグロ自体はラブニカの献身環境から存在していた、中速のビートダウンでした。前環境の代表的なリストは以下のようなリストだと思います。(画像は、GP京都優勝のリスト)
〇デッキの特徴
・中速のアグロデッキ
アグロデッキというと最近は赤・青・白単のような1マナ域からクリ
ーチャーを展開し、果敢に攻めるデッキを想像する人が多いと思いま
すが、グルールは3マナ・4マナのクリチャーを主軸として
攻める、環境に代表されるアグロよりも一歩遅いビートダウンです。
速度を一歩落とすことで、採用しているクリーチャーの質が、他の
ビートダウンと比べ上がっており、攻め筋が太くなっています。
・手付かずの領土を採用
グルールアグロは、たまにGruul Warriorと呼ばれることがあります。
その理由は、この手付かずの領土を採用するほど、デッキ内のクリー
チャーにWarrior(戦士)が多いためです。
勿論、質の良いクリーチャーを採用していたら偶々戦士が多くなった
というわけではありません。全てはこいつを3ターン目にプレイする
ためです。
赤単・白単・青単等の単色アグロにはラスとして働くこともあり、
スルタイなどのミッドレンジ系デッキには先制攻撃のおかげで殴り
にいけるこのカードは、赤を要するビートダウンデッキには是非採用
している一枚です。
グルールアグロは2ターン目に緑色のクリチャーをプレイしつつ、
かつ3ターン目には鎖回しを安定してプレイしたいという我儘な
デッキであるため、3ターン目までのクリーチャーを戦士で統一し、
戦士であれば2色ランドとなる手付かずの領土を採用している訳です。
(≪凶兆艦隊の向こう見ず≫は、4マナ域以降のカードですよね)
鎖回しを擁し、クリーチャーの質も高いため、単色系アグロデッキに強く、
スルタイミッドレンジやエスパーコントロールには不利ではあるものの、
サイドボードを含めればそこそこ戦えたグルールアグロは、Tier1でこそない
ものの、Tier2くらいには常に位置するデッキでした。
1.2 灯争対戦以降のグルールアグロ
さて、そんなグルールアグロですが、灯争対戦が参入し、どのようにデッキがアップデートされたのでしょうか。最近のグルールアグロの一般的なリストは、下記の画像のようなものだと思います。
〇デッキの主なアップデート
・PW陣の採用
灯争対戦の華であるPWを多数採用し、アグロとしての振る舞いを崩す
ことなく、アドバンテージ勝負を挑めるようになりました。特にサ
ルカンの追加は意味が大きく、以前のグルールでは≪スカルガンのヘル
カイト≫が一般的な枠でしたが(次点は包囲攻撃の司令官)、≪スカルガ
ンのヘルカイト≫は除去態勢のないクリチャーでしかなく、5マナ域の
カードとしては、少し物足りない印象でした。(ほかのデッキに採用さて
ている5マナ域のカードがテフェリーやビビアンなどであることを考え
ると少し物足りなく思えてきますよね?)
その点サルカンは、盤面を強化しつつ、生き残れば8点という大き
なクロックとなり、かつ、盤面を開けるための囮にもなってくれ
たりと、いうことなしです。
また、チャンドラはアドバンテージの獲得手段に乏しかったグルールに
とっては、ピッタリのカードです。奥義を迎えるターンまで放置される
ことが多く、ゲームを作りやすくしてくれるいぶし銀なカードです。
2.直近のスタンダード概況
2-1.環境を定義する魔物
さて、グルールの紹介を終えたところで、最近のスタンダード環境についても少しお話しようかと思います。
最近のスタンダードを一言でいえば、まさにカンブリア大爆発。多種多様なデッキが乱舞するといった様相で、健全な環境という言い方も可能とは思えますが、勝ちたいと強く願うプレイヤーにとっては頭が痛い環境なのではないでしょうか。
ただ、デッキタイプは多種多様ではあるものの、実際のところ、スタンダードを定義する1枚のカードが存在しているというのが私の意見です。
そのカードは何か。
そう、憎き、≪時を解すもの、テフェリー≫です
某有名プロが≪反射魔導士≫に例えたこのカードは、一度場に出れば相手のアクションを限定しながら、カード1枚と絶大なテンポを稼ぎ出します。
このカードが強力であるということは、既に周知の事実ではると思いますが、今再びこのカードが何故協力なのかを言語化してみたいと思います。
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