あらすじ
宇宙始まり以前、
量子ゆらぎと呼ばれる、無から有が生まれる現象から、全てが生まれた。
それは安定から不安定という概念の発生。
不安定こそがこの世界を生み出す理だった。
記事内データ
量子ゆらぎ、真空とは、ヒッグス粒子の発見
〜起因というか、前置き
シータ波という意識の場に量子化された情報
量子ゆらぎ
この言葉は全くと言っていいほど、見たものとイメージが一致していた。
これはどうやら宇宙の発生には量子力学的にも見て必須なようで、現段階の宇宙に関する全データと矛盾がないというのも面白い。
ではそもそもこの量子ゆらぎとはどういうものなのか。
(様々と説明はされているが、何のこっちゃ多分わからんだろうとは思っていたので、取り敢えず情報という情報を手当たり次第インプットし、バラして構築していった。)
まず宇宙開闢の刹那の瞬間に起きた事、
それは原子核ほどの大きさのものが太陽系ほどの大きさに急膨張を起こしたとされる。
それを生み出すほどのエネルギーのインフレーションの起因が宇宙発生以前に存在したとされ、
その瞬間全てに質量が加えられ物質化していったと物理学者らが仮定した事から、ヒッグス粒子の発生原理を調べる事となった。
(現にこのインフレーションが起きたであろう残影が宇宙背景放射として残っており、確認済みだそうだ。)
また完全なる無を真空と捉えて、真空空間から宇宙の誕生(ヒッグス場の発生)を確認できるとして、真空自体を調べるに至る。
という事だが、
この文言をさらに分解するとどういうことか。
真空とはそもそも全てのエネルギーを取り除いた空間
その空間内に少なくとも何か存在するとするならば、全ての素粒子に質量を与えたとされる素粒子、
つまりはヒッグス粒子が存在し、質量という視点から見た計算上の式が成り立つ、
その方程式が適応され、成り立つ領域を場という。
場と粒子はそれぞれ検出の仕方に違いがある、
光子を弾き出したいなら、電磁波を必要とするように、質量0に相当する真空という選択肢が必要だった。
既存のヒッグス場の式が適応される為の数値が0からスタートし、目的の数値に達した瞬間に、そこにはヒッグス場が発生した事となる。
しかしこのヒッグス粒子が発見されない限りは無から有を証明したことにはならなかった。
量子力学の物理学者はこの宝探しのような事をしているのだが、何とも面白そうで羨ましい。
この風穴を証明する為、量子力学者達はヒッグス粒子なるものを探し求めた。
真空とは?真空に起きた異変←物理的重要性
真空とは、空気含め、あらゆる物質やエネルギーを完全に取り除き、完全に空っぽになった空間。
光も含むエネルギーを排除した真空は完全に真っ暗闇で、どんな観測器、検出器を持ってしても何の反応すらない。
人類は真空は真空であって、それ以上議論の余地はなかった。
しかし20世紀に入り、真空に関して無茶苦茶な事がわかって来た。
真空が『無言』でざわめいている
空っぽの真空がざわめくとは?
人類が見出した驚くべき事実。
つまりはあくまでも何の検出器も反応はせず、真空を示していたとしても、そこには突如としていわれのない何かが何故か発生していることになる。
そしてそれはヒッグス場の式によって証明されてしまう。
何も存在し得ない、何も発生し得ないはずのその空間は何らかの方法と理由、つまりは法則により空間に異変を起こし、その空間に、揺らぎが訪れ、何かがそこから湧き出して来ているということである。
その空間のゆらぎの向こうには一体何があってどういう状態なのか、これは更なる未知ではある。
取り出すことも、観測する事もできない真空
量子力学とはこのような既存の物理学の概念が通用しない、実にミクロの世界の法則を持つ物理学である。
宇宙開闢の量子力学的見解
無という完全なる真空の状態に、揺らぎが生まれそこから何かが無数に存在し出した。
この疑問に対しては、現代の物理学的見解では
無から産声をあげたばかりの宇宙は高温となりと強い斥力とともに急膨張を続けたが、それは未だ対称性を保ち安定していた為、真空の状態を満たしていたということになっている。
話は戻り、既存の量子物理学の説明では
真空の中で宇宙は全てが生まれる以前に膨張を続け、
やがてそれは冷えはじめ、
ある温度以下になろうとしていた時、
真空内では異変が生じ、その異変は真空の構造自体に変化を与える。
やがて、エネルギー励起可能なほどの場が生まれる、
これがヒッグス場であり、その後ビックバンと呼ばれる大きな衝撃と共に、高熱と宇宙は生まれ、宇宙開闢にたり、ヒッグス粒子が生まれた。
そしてそれは各素粒子達に後天的に質量を与え、
そこから、万物の存在が始まった、やがて物質を構成する原子が生まれ、分子を構成し、有機物が生まれ、やがては生命となっていった、これをたどり人類は存在する事ができた。
ヒッグス粒子の発見
2012年先程の過程を模した実験は真空管内で行われた。
無という真空を準備した真空管内。
そしてその真空であるはずの真空管内では変化が起きていた、出どころのわからない何かが生まれだし、ヒッグス場は確認に至ったが、真空は相変わらず真空のままだった。(場には至ったが粒子を生み出すほどの変化には至らない、ある意味で場が生まれたというのは可能性が生まれたことを意味する。もっというならばこの次元内での秩序が目を覚ましたとも言える。)
しかしその真空管の狭い領域に人為的に巨大なエネルギーを注入すると更なる変化を見せた。
ヒッグス場は揺さぶられ、振動を引き起こした。
その振動はやがて粒子となって真空から叩き出された、これが他でもないヒッグス粒子だった。
真空は何らかの未知の構造を持つ。
振動を引き起こす、エネルギーの負荷は、真空管内のヒッグス場に変化をもたらし、誘発された振動達は増幅し、粒子となり存在に至った。
やはり若干の疑問点が残っている。
最考価、ゆらぎの向こう
話の原点、覚えてますか?
問題はこの揺らぎ、真空内に現れた未知の何か、何の力も与えず、完全に真空の状態を維持させているにも関わらずそこには、空間を切り裂くように何かが流れ込んだ。
この状態こそが初めの白い輪っかの意味するものだと感じた。
安定していた、全ては、
ある時そこに何らかの歪みが訪れた、それは振動し、呼応し、振動は増幅し、様々な周波数が生まれていった。それはその空間からまるで排除されるように空間を切り裂き、その空間が存在する事ができる秩序を持つ空間を選び、流れ込んだ、その空間でその周波数を遮るものはなく、往々にしてそれらは、急激に増大していった、そこで全てが生まれたのだ、この世界の全てが。
まとめ〜安定から不安定への意識的重要性