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エニシング工場留学日誌 Vol.2(2020.1.7)

工場留学2日目。

1日目からの続きで整経の工程を続けようとしましたが、整経機の調子が悪いことに職人さんたちが気付き、この日、整経機はメンテナンス日となりました。

まずどこが原因で調子が悪いのか、工場長の影山さんと田内さんが一つ一つ動きを確認しながら調整。

整形機も古いので、ゼンマイ等の鉄のパーツと木材でできています。

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木材はやはり湿度や温度によって形が変わりズレてきますし、経年で変化もしていきます。もちろん鉄にも多少なり影響があり、それぞれミリ単位での調整が必要になります。

なかなか良くならず、午前中はずっと調整してたと思います。

午後は頼れる前工場長の方が来て、皆さん油まみれになりながら調整してました。

この日、職人さんの本質を見れたと思います。やはり職人さんがいるのは、もちろん、最終で製造するもののクオリティの管理もありますが、道具の管理、修繕。

そこに必要なのは経験値とそれによる応用力、それと決断力。
生地や糸に機械の故障によるダメージを与える前に機械を止める視野の広さ。

まだまだ2日目の僕には到底理解できないことでした。そんなメンテナンスをしてる中、僕はひたすらに「機結び」を繰り返してました。

昨日、整形用に用意したチーズの糸。
経糸の必要分巻き取ると、少量ずつ糸が余ります。
それを結び合わせて、元のチーズのサイズになるまで繋ぎながら巻きなおす作業をしてました。

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初日、帰る前に結び方のレクチャーをいただき、ホテル帰ってからもひたすら練習。おかげで課題でもらったパッキン2つ分、ちょうど定時前に終わらせることができました。丸一日やっていました…
この機結び、一重継ぎとも呼ばれていますが、慣れるまで実は結ぶのにコツがあって難しく、この結び、一重継ぎとも呼ばれていますが、慣れるまで実は結ぶのにコツがあって難しく、うまく結べないと糸が抜けてしまうのです。

これが織機にかけてから抜けてしまうと、全然織れないので、手の抜けない作業です。(是非皆さんも機結びで調べてみてください)

ほとんど日誌といっても2日目は僕のやっていたことはひたすら結んでたことなので、職人さんについて、書きました。

僕は最終的に職人さんになりたいわけではないのですが、
職人さんと話せるように、もっと経験を積まなければならないと感じています。

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板倉さんのエニシング工場留学。世間はまだまだお正月ムードの中、かじかむ指で糸と向き合い続ける板倉さん。この情熱はどこから湧き出るのでしょうか。

引き続き板倉さんのレポートを原文でお届けしていきます。

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