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エニシング工場留学日誌 Vol.8


緊急事態宣言が明けて、皆さんと相談して
7月から工場留学を再開しました。

この週は機械のメンテナンス週間で、織機の稼働はなかったです。
工場見学では見ることのできない、メンテナンスの重要性、機屋仕事の裏側を勉強させていただきました。

そして、エニシング工場に新しく入った豊田N式織機を動かす準備をさせていただけることになりました。豊田N式織機についてはレポートvol.7でも詳しく書きましたが、100年以上も前に開発された織機です。

工場留学をはじめてすぐに、エニシングの西村社長から
「この留学に最終目標を設定しよう」と言ってくださったので「自分の生地を織りたいです!」と希望しました。

糸がかかってない状態で動くことが確認されたN式の織機を実際に使えるように整備していきました。

まず経糸を上下させるために使う綜絖に、経糸を通すための目ガラスを付ける作業から。今回の企画では経糸を2000本ほどなので、必要分用意します。(500本×4つ)そして出来た綜絖を織機に取り付けます。簡単に書いてますがこれにほぼ1日を要しました。

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続いて筬の調整。

普段の前掛けを織るための設備から、今回の企画で織る設備に微調整をしていきます。ここは工場長の影山さんに協力していただきながら、全然使ったこともない工具を駆使しました。
自分がやると手際の悪さが…笑

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そのほかにも綜絖に繋がるタペットを取り替えたり、
シャトルを収める部分に革を貼ったり…

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これまで機械を眺めることしかしなかった自分にはとても新鮮でした!

そしてついに織機に糸がかかります…!
(更新をお待ち下さい)


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N式織機を動かし出すお話や、いきさつ、工場留学のゴールについてなど
板倉さんに動画でインタビューしたので、次回のレポートではそちらをお届けします!

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