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新しいプログラムについて

この秋、産地の学校から新しいプログラムがスタートします。
全国の繊維産地を回って、貸切りバスで回って現場で学びを重ねていくプログラムです。少し長くなりますが新設の経緯について書かせていただきます。

産地の学校の基幹プログラム

「産地の学校」の基礎プログラム(現在10期)は、繊維産地と仕事をする上で(繊維産地で仕事をする上で)、必要となる知識やエッセンスを各分野の専門家から広く学ぶ内容です。繊維・テキスタイル業界における体系的な学習を目的としたもので、工場見学にも行きますが座学をベースとしたプログラムを組んでいます。講義は1コマ3時間ほどで、各分野の先生と擦り合わせたベストをお送りしています。ハードですがこの基礎プログラムを完走してもらえたら専門用語が身につき商談にも活きるし、産地ごとの特性もクリアになり就職活動にも役にたつと思います。手前味噌ですが。10期から東京の台東区に教室ができて、授業前後の時間や自習時間も有意義になってきたのが最近の近況です。最近は倍率が発生してしまい、次回11期の開講をお待たせしている現状もあります。

新しくできた教室(狭いです)。10期生は14席でやっています。


全国で立ち上がっていったオープンファクトリー

そんな中で、産地をラウンドするプログラムを新設する背景には、全国の繊維産地でオープンファクトリーが次々に立ち上がっていったことがあります。各産地のみなさんの挑戦への思いを知って欲しいし、産地ごとの熱量や空気を感じたいし産地の学校でも行きたい地、高まる熱量に産地の学校としても交わっていきたいと思いました。アカデミック的なところから究極にストリート(現場)に引き寄せられてきました。教科書をいったん置いて現場に行こうという気持ちになりました。

2024年9月12日からの米沢産地の「360°よねざわオープンファクトリー」を皮切りに、9月27日から知多産地「CHITAMOMENT」、10月4日から備中備後「DENIM EXPO」、10月25日から尾州産地「ひつじサミット尾州」、10月26日から播州産地「西脇・多可オープンファクトリ もっぺん」、11月16日から五泉産地「五泉ニットフェス」と工場が開くオープンファクトリーが続々と続いていきます。各産地でこのようなオープンファクトリーイベントが連続で起きていくような現象は世界中を探しても日本だけだと思います。本当にすごいことです。週替わりでシルクの織物工場、特殊染色工場、毛織物工場、整理工場、綿の先染め工場、ものづくりのアミューズメントスポット、横編みニットの一大産地と工場見学をしながら日本を横断できます。

そして上記の米沢産地、知多産地、備中備後産地、尾州産地、播州産地、五泉産地のそれぞれの産地オープンファクトリーに、ありがたいことに弊社もトークイベントや映像制作などで関わりを持たせてもらってきました。そこで産地の学校としても貸切のバスでお邪魔することにあり、特別コースを回らせていただきます。これが産地遠征プログラムに繋がる経緯です。「工場見学は1人で行くよりグループで行った方が学びも感動も大きくなる」と確認しています。

1人よりみんなで



産地の空気

今回はとにかく産地に行って、産地の空気を感じて、産地の皆さんと交流して、五感で学びとっていこうというのが、2024年9月に開講する新設する「産地遠征プログラム」のテーマです。産地で待っている魅力、産地の課題、そこにどう関わっていけるか。産地のみなさんの言葉もたくさん聞きましょう。

2024年9月12日~9月14日 360°よねざわオープンファクトリー
2024年10月4日~10月5日 DENIM EXPO
2024年10月19日~10月20日 ハタオリマチフェスティバル
2024年10月25日~10月27日 ひつじサミット尾州
2024年10月26日~10月27日 西脇・多可オープンファクトリー
2024年11月16日~11月17日 五泉ニットフェス

上記の産地のオープンファクトリーの前日や期間中に
貸切バスで産地実地していくスケジュールです。

全産地で遠征はありますが、希望する産地のみの参加も可能です。
詳細は産地の学校のウェブサイトをご覧ください



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