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スマホでやることはソシャゲかLINE お金は欲しいが勉強したくない

ラーメン屋の隣に座っている彼の手にあるのは iPhoneXと言う処理能力の優れた持ち運べるコンピューターとも言えるようなデバイスである。

しかし彼の画面に映し出されているのはソーシャルゲームの操作画面である、そんな彼は LINE の通知が入るとLINE の操作画面へ遷移し返信が終わるとまたソーシャルゲームに戻る。
彼の手の中にある iPhoneXというものはソーシャルゲームや LINE を返す以外にも多くの可能性を秘めているにもかかわらず彼らはそのような用途には使わない。
私はフィールドワークにおいてスマホやコンピューターをどのように使用しているのかということをよく聞くが、多くの人がスマホでゲームをしコミュニケーションをとるのみで仕事に使っているという人をあまり見かけることはない、

仕事で使っている人は多くがフリーであったり独立している人間で

会社に属している人間はスマホでエクセルができるということも知らない。

これは高齢者だけの問題ではなく若者にも深刻に及んでいるデジタルデバイドという問題を痛感した全くフィクションのないただの日記である。

+コンピューターを売っているかコンピューターは持っていない+

以前同様に高校の同郷、同部活の友人に会う。

ずいぶん痩せているが、振る舞いは当時と変わらず。

共に自転車で駆け抜けた時を思い出す。

話を聞くと、仕事は本業でチェーン店をの店員をしつつ、副業としてアフィリエイトのサービスを複数人の仲間とやっているようだが、話を聞くと1発当ててお金が欲しい、お金を得て安心したい、結婚をしたいとのことだった。

副業としてデジタルコンテンツを作成しているが、実際に作成しているのは、他の仲間で彼は営業をして、アフィリエイト掲載してくれるオシャレ系インテリアの会社にアプローチしているらしい。

このアフィリエイト的なサービスはザブスク形式で収益化しているが、現在はマルウェアに感染したのでページを見ることは出来ないとの補足が入る。

[この、とりあえず時代の潮流に乗って、アフィリエイトとサブスクを合わせたようなサービスは、果たして有効に機能するのか、恐らく、複数人がそれぞれのアイディアやコンテンツ生成に関与することで、多くの記事を作成するのが目的だろう。]

彼とは少しビジネスの話をしてみたが、相槌はしてもらえるのだが突っ込んだ話をすると無知を隠すのに必死で感情論で押し切ろうとする、

そのためまったく話が噛み合うことはなかった。

問題点は無知を認めないこと、相手から学ぼうとしないこと、不必要にマウントを取ろうとすることであった。

そんな彼とは高校時代のあの「何もかもが楽しかった心躍る冒険」を共有することはもうできないのだという確信を得て別れることとなった。

+若年層のデジタルデバイド+

デジタルデバイドの問題は根が深く、高齢者特有の問題ではなく、若者世代の問題でもある。
Googleドライブを知らない彼らとの対話で共通していえることがある、それは、お金は欲しいが新しい事を学びたくはない、失敗したくないと言い続け出来ない言い訳ばかり達者で、新たなテクノロジーをただのグッドデザインだと勘違いして、目覚まし時計としてしか機能しないiPhoneや、ただのデジタル時計としてのアップルウォッチというまさに「馬の耳に念仏」な状況に集束する。

彼にインターネットに接続していれば出来るビジネスを斡旋しようとしたが、お金は欲しいがやらないと言われてしまった。
なぜかと問うと、まず「パソコンが無い」と言ったので、「スマホで出来る」と言うと「ツールを使いこなせない」と言う、「高校生でも使っている」と言うと「そもそも覚えるのが厳しい」と言う始末であった。

僕は大変驚愕であったのだが、それに拍車をかけたのはそんな彼も、パソコンの販売店に務めいるからだ。
なかなかアイロニカルな状況に、僕は数年先のデジタルデバイドがもたらす状況を考える

彼らは、このまま何も学ばずに、挑戦せずに過ごすのだが、デジタルテクノロジーを使いこなす人間は、彼らの数倍の効率で価値を生み出す、たった1人でもプログラミングを駆使しながら、最先端のインターネットサービスを使って10年前であれば10人でやっていたことを1人で行えるようになる。
すると、可処分所得も時間も指数関数的に乖離して行くだろう、彼らがその事に気付いた時には、


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