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授乳をする。という事


授乳をするという事。

授乳は、赤ちゃんにとっては“食事時間”というだけで無く、お腹にいた頃の感覚に戻れる“安らぎの時間”です。

授乳をするかどうか。粉ミルクを足すかどうか。断乳をいつするのかも、決めるのは「ママの都合」で良いと思います。
逆に言えば、ママの都合以外に他の誰かから言われて決めることでもないと思います。

ですが、赤ちゃんにとってママに抱っこしてもらえる授乳時間は、24時間、四六時中、ママのお腹の中で温かい羊水の中にいた頃の感覚に最も近い時間だと言えます。

授乳時間を短時間で済ませたい。と思いますか?
飲んだらさっさと寝てほしい。と思いますか?

まぁそんな時もあるよね。
ただ、赤ちゃんにとって心地の良い時間が長ければ長いほど赤ちゃんの情緒は安定します。
事実、NICUで長時間両親から離れて新生児室で生活している赤ちゃんは夜間よく泣きます。
スタッフが交代しながら抱っこしたり、おしゃぶりをくわえさせたり・・・
色々試しても泣き止まないのに、面会に来たママやパパに抱っこされているときはお利巧です。

すごいなぁ。といつも思っていました。
ママやパパとスタッフの違いが解ってるのはさすがです。感心します。
抱っこしてくれるのなら誰でもいい。というわけでもないんですね。
何カ月もUICUで過ごすベビーでも、絶対にママをパパを忘れたりはしません。

ママもお仕事をしていたり、上の子もいて時間に追われて忙しいかもしれませんが、たまには時間をかけてゆっくり授乳をしてあげてください。
貴女の腕の中で安心して飲んでいるその子は、間違いなく、この世の中で 貴女のことが大好きな一人です。
そのために、ママの情緒にやたら敏感で、ママが不安な時には不安になり、ママが楽しいときには楽しいのです。

赤ちゃんの夜泣きでどうしたらいいか分からなくなった時、実はママが不安になってオロオロしている事が原因の場合があります。


そんな時にはパパやじいじ・ばぁばの出番です!


ママから赤ちゃんを預かって、ママを『大丈夫だよ。』と落ち着かせてあげてください。ママが落ち着くと、赤ちゃんも落ち着く場合があります。

※夜中に車で夜な夜なドライブに行かなければ落ち着かない子もいるので、必ずではありません。

産婆さんからのアドバイス

授乳をする。という事は、食事の時間だけではなく、ママとのスキンシップの時間。そして腕の中は懐かしいママのお腹の中で過ごした頃の感覚に戻れるやすらぎのとき。
母乳でなければいけないわけではありません。ミルクを哺乳瓶であげている時でも一緒です。

抱き癖を付けても、中学校入学時に抱っこして。っていう子はいません。

小学校入学時でも抱っこさせてもらえないかもしれません。
抱っこできるのは今だけ。
抱っこさせてもらえる期間は短いです。

今日はどれだけ抱っこしましたか?



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