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【報告】視覚障害者のためのアプリ体験会(12月)いろいろサポート

日時 2022年12月26日(土曜日)午前10時30分から12時まで
場所 横須賀市立市民活動サポートセンター(汐入駅から徒歩2分)

参加者8名
(現場メンバー2名、サポート3名、視覚障害者3名)

横須賀市点字図書館では月に2回、「パソコンサポートの勉強会」という名前で視覚障害者のパソコンサポートをおこなっていて、ところがコロナ禍で対面でおこなうこれらが中止となり、じゃあオンラインzoomを使ってサポートしましょうと続けている。

この日は、オンライン勉強会のメンバーIさんが「今日はパソコン持ってきたんだ。おしえて?」と来てくれた。

ちなみに、オンライン勉強会のメンバーは決まっていて、いつだか「新しいサポートの人をお招きしてよいかしら?」と聞いたところ、やはり不安を感じると皆がいうのでお招きするのをやめたことがある。横須賀市点字図書館でのサポートを希望するときも、視覚障害者のことを知るための基本的な講習は最低限必須となっている。私たちも必要で大事なことと思っている。
だから、この月イチのイベント「視覚障害者のためのアプリ体験会」は一般公開で、だれでもいつでも参加できるものなので、どんな人がいるのかわからないところにおもむくわけだから、来る人にとっては、想像以上にハードルが高いかもしれないって思っている。

しばらくすると、白杖をついた方がひとりでやってきた。「芸術劇場の敷地に入ってから5分以上迷いました。」という。よく来られましたね! 汐入駅から設置されている点字ブロックは点字図書館のある総合福祉会館につながる経路しかなく、会場であるここサポートセンターまでの点字ブロックは無い。「いえいえ、ちょっとは見えますから」とは言うけれど。

前回いらっしゃった横須賀市内にある眼科医の先生が、「行ってみるといいですよ。」と誘ってくれたそうだ。
ところが、どんどん悪くなる自分の視覚、なにもしたくないどこにも行きたくない無気力な状態で、ここに来ることもとても迷ったという。
とりあえず座りましょうかと椅子に促したら、そしたら、声を聞きつけたIさんが話しかけた。「先日の逗子のイベントに行きましたよ」「たしかお会いしましたね」という会話になって、「あのときもIさん仮装してたよね(笑)」「今日はサンタだよー」とか「えー私も行きたかったなー」って。

やっぱり「サポートする」だけじゃダメなんだよな〜。と思う。

駅がわかるところまで送った別れ際「iPhone買ったらまた来ます」と言われた。 え?! 操作の方法とかなにも教えてないのに〜「どの機種買うか迷ったらまた来てくださいねー」と手を振った。

もうひとり来られた方も、いろいろお話ししてくれた。
あらゆる心の迷いをいっぱい。
感性の豊か方なので、便利なグッズの発展に貢献できそうだなー、っていうか便利グッズを発明する側の人かも、、、などと想像しながらお話きいていました。

今日も面白かったな。
あれ? iPhoneあんまり活躍しなかったな・・・まあいいか

連絡事項(眼科の先生より)

Siriに「○○さんにLINEトーク。」と呼び掛けは、やってみたらできる人とできない人がいました。
また、できた人も、その後同じようにしてもできたりできなかったりします。


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