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【前編】戦慄のオスカッター ~their relationship~

 実は私、喫煙者なんです。昔から吸ってて、シンガポールに滞在中は禁煙してたのですが、帰国して以降、また吸い始めてしまいました。銘柄はアメリカンスピリット、メビウスとかに比べると高いんですけど、異常に長持ちするので飲み会の時にいいんですよね。

 しかしながら紙タバコを取り巻く事情は日に日に厳しくなってきていたこともあり、近年はPloom Tech +という一般には電子タバコ(本来はアイコスやグローは電子タバコではないのですが)というものに切り替えています。

 これがほぼ匂いなし、灰皿不要、ライター不要、吸い殻もほぼなし、吸いたいだけ吸える、味もたくさんある...などなど中々快適。ケムいのや有害なのは嫌だけど、なんとなく缶コーヒーを傾けながら夕焼けをバックにタバコをふかすのに憧れがある、そんな厨二心を持ちながら中々一歩踏み出せない人にもおすすめです。

 ただ唯一喫味だけは、やはり紙タバコを再現しきれていないため、私もフルーツ系のフレーバーなんかを吸うことが多いのですが、最近こんなフレーバーが追加されています。

 わかりやすく言うとコーラ味とエナドリ味です。コーラ味の方はそこまで再現できているとは思えなかったのですが、エナドリ味はまさにエナドリでなかなかの衝撃度。鼻からふかしたときにまさかエナドリが駆け巡るとは思わなかった。現状の三大電子タバコ(加熱式タバコ)からはPloom Tech+でしか同様のフレーバーはないようですが是非一度、喫煙者の方は試していただきたい。増えろ喫煙者(反社会的発言)。

 さて、今回も始まりました。さなりぃのテキスト・クローバー・ホールド。略してさなクロ。このnoteは不定期にプロレスの感想や予想をしてみたり、その他趣味の話を、それなりの文章量で語ってみる、誤字・脱字はごめんなさい!系noteです!

 NJCまだ全部見切れてないのですがかなり面白かったですね。実質オカダ内藤飯伏棚橋なしでトーナメントを進行してここまで面白くなるとは思ってませんでした。なんだかんだ新日の層の厚みを感じましたね。正直鷹木vsジェイの優勝決定戦はかなりガチで予想しに行ったので外れたのは結構ショックだったのですが、フィンレーのジェイ撃破の大躍進は胸が熱くなりました。こういうのも一発勝負のトーナメントならではの醍醐味ですよね。

 決勝のオスプレイvs鷹木もまさに鉄板どころか、BOSJの頃からさらに進化しまさに黄金カードと呼ぶに相応しい激戦でした。で、今回の話なのですが、試合後のオスプレイの行動、恋人のビーへの攻撃描写がかなりの賛否両論を巻き起こしています。

 実際のオスプの行動や発言は公式サイトや週プロを読んでもらうとして、今回はこの問題に関する私の所感を述べていきたいと思います。まず、この行動の問題点として大きく2つに分けられるような気がしています。

 ①男性(オスプレイ)が恋人である女性(ビー)に対してDVとも取れるような行動を描写した。

②#speaking out問題におけるオスプレイと新日の行動

 個人的には②こそ問題なのではと思っているのですが、どうやら世間(日本)では①に関して熱く燃え上がっているようで、まずはこちらから。

そもそもDVっぽい描写ってありなの?

 私個人の感想で言えば、アリ寄りのアリです。プロレスにおけるストーリーとは基本的にはフィクションであり、少なくとも私の中ではドラマや映画その他の創作物と扱いは変わりません。創作物においてその描写で語りたい何かがあるのであれば、ある程度非難されてでも、臆せずに踏み込むべきだとも思います。その中で見える本気の感情やストーリーを超えた何かこそ、プロレスの醍醐味ともいえますが、今回はそこら辺は関係ないので省略します。

 しかしながら、タバコと同じくフィクションを取り巻く事情・感情は日に日に変わってきており、上記した非難というのは昔に比べるとはるかに表面化しやすくなってしまいました。

 いわゆるDV的な描写というのも、扱うのであれば気を遣わなくてはいけない、慎重にならざるを得ないというのも事実でしょう。この部分は他の創作物でも変わらないとは思います。

じゃあ何が問題なの?

  明確に違うのはドラマや映画というモノにはシナリオがあることが前提という点です。

 ファンは概ね理解してますが、プロレスのストーリーも勿論シナリオがあります。しかしながら現在の日本のプロレスは、建前としては「選手独自の行動」により物語は紡がれているのです。よって今回の行動もオスプレイが独自に行動したということになってしまいます。

 つまり会社は選手の行動に対して、(そもそも会社の指示云々は置いといて)「こういうシナリオがあって彼はこう行動しました」とは公には庇えないのですね。これって結構恐ろしいことですよね。プロレスをよく知らない人がこの描写に否定的な見方をしてしまったとき、非難が全部選手(役者)に行ってしまう可能性が否定できないのです。

 なので、もしこのような結構踏み込んだ描写を今後も新日がしていきたいと思うのであれば、さっさとカミングアウトするべきだと思います。今回はこれが色々ヘイトを集めまくってるオスプレイで、オスプ自身も納得済...というか新日もそれを利用しているところがあってあまりいい感情は持てないのですが、私は今後、新日がストーリー重視へと舵を切り、特に非のない選手がこういう役割を担う時が来たとき、世間がどういう行動をとるのかあまり考えたくはありません。

描写の仕方自体はよかったの?

 究極的に言えば、見たくなきゃ見なきゃいいというのは分からんでもないのですが、やや暴論気味にも思えます。新日が目指しているのがヤングアニマルならいいですが、最大手なのですから目指すはジャンプであるべきでしょう。極端な意見に耳を傾ける必要はないとは思いますが、描写の方法を変えることによって、二人の関係性をより肯定的に描くことは多少なりともできたかもしれません。

 まずオスプの今回の行動の結論として、「大切なものを捨ててでも(傷つけてでも)IWGPがほしい!」ということになると思います。それであればそもそも試合中にビーを巻き込むといのはナシだったのでしょうか。なんとなくですが、今回試合後に無抵抗かつ予想外の場面からビーを攻撃したことが、余計に後味の悪さを残してしまっている気がするのです。(オスプのヤバいやつ感は増しましたが。)

 なので、例えばですがサスケスペシャルでビーごと吹っ飛ばすとか、羽交い絞めさせてビーごとフックキックで蹴るとか。そして試合後にビーに「彼の役に立てるのであればそれでいい」的な発言をさせれば、二人が信頼関係にあることを示しつつ、さらに結論を変えずに二人の仲を裂くこともなくストーリーが進行していた気がします...notグリフィス、yes志々雄真実、キャスカではなく駒形由美、お前(観客)がこの女を語るなよ...ってことですよ。

書き終えた後に思ったのですが、これ余計にDV臭がすごいっすね。

実際どうオチを付けるの?

 いくら妄想したところで、起こってしまったことは仕方がありません。個人的な落とし所は神が見守る中、ビーが試合後に付き添って一緒に退場して、抱き合って幸せなキスすれば終了です。オスプが彼女に間違っていたと謝ればストーリーはきっちり締まるのです。

 ベタでいいんですよベタで。あれだけTwitterで暴れてたオーカーンも「裏切られ、そして負けた男に寄り添える、彼女は強い女だった」とか呟けばそれでいいんですよ。というか収集付けるならこういう展開しかないと思ってました。

 ...しかし当日はビーが横浜で試合。時刻も近い。無理やんけ!正直新日がどうオチをつけるのかかなり気になるのですが、焦らずに当日を迎えてみたいと思います。

 さて、さなりぃのテキスト・クローバー・ホールドではご意見ご感想を募集しております!noteやtwitterで適当にコメントしていただけると、執筆者が大変喜びますので是非よろしくお願い致します!

 次回は②に関してこちらが本題ですが、両国前までに描き切れるか不安です。


 

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