佐野元春を信じてる訳
6月終わり頃、佐野さんのライブに行った。
前回は、コロナ禍でのデビュー40周年記念ライブ。大阪城ホールは、一席飛ばしのキャパ半分での公演。スタンド後方だったけど、関係なくワクワク盛り上がって、るんるん踊ってた。
今回は満席の神戸こくさい会館。3階最前列ほぼ中央席はなかなか気分良かった。そしてCoyote バンドも元春さんもほんとに良い!プロフェッショナルでソリッド、安心してどんな曲も身を任せられる安定の完成度。
その後すぐに発売されたのがアルバム、『今、何処』。
元春さんのどんなところが好きかと言われたら、すぐには説明するのが難しかった。音楽好きの友達に好きじゃないと言われても、佐野元春を信じて下さいとしか言えなかった。
一つには、自分が若い時にデビューして、その感性に強く共鳴した事が大きかった。元春 radio showも聴いていたし、ひらりとアメリカに旅立ち、その後もNYから継続したラジオも新鮮だった。今ならSNSで簡単にできることかもしれないけど。
Somedayは、例えるなら、Catcher in the Rye みたいな存在なんだ。キラキラした青春真っ只中ではなくて、夢が一つ一つ消される中を前に進んでいた日々のこと。
多分、とても意識して、クリエイティブとポップ、先端と王道、悲観と楽観、個性とポピュラリティ、エンタテインメントとアート、ロックとポップス、それらの境目のギリギリ許容範囲を行ってるんじゃないか。
そんな技を繰り出せるのも佐野さんならではだと思ってる。抜群のセンスを持ってして、成せる技。大人が聴くポップソングとして、最上を届けてくれると信じてる。だから、あなたも、一度先入観を取り払って、聴いてみてよ。佐野元春を信じて下さい!
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