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【建築設備士 二次試験】YouTube講座をやってわかった、講習会+α の勉強法

「建築設備士の二次試験対策は、講習会を予約して受講すればいい」??
よく聞くこの言葉、本当だろうか?
一次試験終了後から二次試験までは約2か月。
さらに、早い日程の講習会の予約を取るのは非常に困難である。
運が悪ければ、1か月近くの時間を持て余すことになる。

そのため、建築設備士試験で一発合格を目指すには
「一次試験終了後から二次試験講習会までの間の勉強法」も
考えておく必要がある。


そもそも、二次試験の勉強法の選択肢が少ない


従来の勉強法の選択肢は以下のとおりである。
①JAFMECという団体が主催の講習会(1日、約2万5千円)
②大手予備校の講習会(Web講義など、10万円~)

多くの受験生は費用などの面から①を受講する人が多い印象である。

建築設備士はとても勉強になる資格なのに、選択肢が少ないために
勉強がうまくできていない人がいるのではないか。

例えば仙台在住の人は、仙台に試験会場があるにもかかわらず
①の講習会は仙台で開催していない。
講習会のために新幹線で移動するには、時間も負担もかかりすぎる。

私は「YouTubeで講習会をやれば全て解決するじゃないか」と
思ったので
2022年6月~8月にYouTube「建築設備チャンネル」で
二次試験対策の動画を配信した。

受験生はYouTube講座をどう活用したのか

意外にも、動画をみた受験生の反応で最も多かったのが
「早い日程の講習会の予約ができなくて困っていたので助かった」
「そもそも講習会に参加できなかった」というものだった。

そこで、一次試験から二次試験までの時系列をみてみよう

一次試験から二次試験までの流れ

7月後半の講習会の日程しか予約できなかった場合や、予約ができずに
テキスト販売を利用する場合は、講習会の教材を使った勉強は
その後の1ヶ月間しかできない。

一次試験終了後から二次試験までは2か月しかないため
半分以上の期間は、他の教材を確保して勉強をしなければならないのだ。

そのときの選択肢は以下のとおりである。


①前年度の講習会テキストをメルカリなどで購入する
 2022年夏のメルカリの販売状況は
 ・前年度以前のテキストは1万~2万円で売買
 ・今年度のテキストが3万円~4万円で売買(いわゆる高額転売)
 どちらも数は多くなかった。

②おしゃもじのYouTube講座を視聴する ←NEW
 ・令和4年は全員が解く問題(共通問題、必須問題)を解説
 ・毎週1本の動画をアップロードし、最初の1週間は無料公開
 ・有料メンバーシップ会員は、無料公開期間を過ぎた動画も視聴できる


この選択で、私のYouTube講座講座を活用してくれた人が多かったのだ。

二次試験終了後の視聴者アンケートでは、共通問題編・必須問題編ともに

・講習会までのつなぎの教材として十分なレベルかそれ以上の評価 93%
・他の講習会と同レベルか、他の講習会より良かった評価 40%

有料メンバーシップ会員の評価

これは「無料でやってくれてありがとう!神!」という評価ではなく、
月額料金を払って観てくれた、有料メンバーシップ会員の評価である。

高額転売、売るのも買うのもやめませんか?

当初の目的だった、仙台の人がどれほど満足できたかはわからないが
このYouTube講座が、講習会テキストの高額転売が常態化している
状況を改善できるのではないかという可能性を見つけられた。

建築設備士試験が「高額転売を利用しないと合格できない資格」と言われ
評価が下がるのは、建築設備士をもつ者として単純にイヤなので
ささやかな対抗として、来年度も講座を配信しようと思う。

リンク:YouTube 建築設備チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCS_KApaRo_RIThTB6ANO88w

※令和5年度の二次試験講座は2023年6月ごろに
 YouTubeにて詳細を発表する予定です。
 見逃さないようにチャンネル登録をお願いします。

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