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きちんと意図を伝えることの大切さ

私がこうやってnoteにアウトプットをし続けているのは、元々考えを整理するためだったのですが、SAMURAI FARMをスタートすることになって今後このnote意味は大きく変わってくると思っています。

私は作り手の意図をお客様に言葉で伝えることというのは非常に重要だと思っています。そのツールとしてnoteが役に立つのだろうと思います。

私がこういう考えに至ったのは、ウェディングカメラマンとして仕事に従事していた時でした。以前私はウェディングアルバムも作成していました。現在も依頼があれば撮影もアルバムのデザインもしています。

お客様から受注したウェディングアルバムというのは非常に大切な商品です。当然一生残るものだからです。なのでデザインに関しては非常に熟慮を重ねて作ります。

一枚の写真が意外なところで背景に使われたり、決め手となる一枚をどう使うのかというところでアルバム全体の雰囲気が変わってきたりするのでウェディングアルバムのデザインというのは本当に難しいのです。

そしてデザインが終わり校正に入った段階で、お客様から指摘された箇所の写真を入れ替えたりするのですが、ここが非常に重要なのです。

作り手が何も言わないとお客様は大体迷子になってしまうのです。

結局完成までに非常に時間がかかってしまいます。

例えばお客様は、この写真をこれに変えたい、やっぱりこっち、いやこれに変えたい、ここの枠を無くしたい、など思いついたままおっしゃられるわけですが、それをそのまま変更すると、お客様から『あれ?なんだか変な感じになってしまったから戻したい』というふうに言われることがとにかく多いのです。

私はデザインのお話をするためにお客様に会いに都内へいくこともありました。そしてなぜ始めにこのデザインになったのかという制作者の意図を伝えると、お客さまの考え方というのは180度変わってしまうことが殆どでした。

『さすがプロですね。そこまで考えて作られていたとは思いませんでした。』

これはウェディングアルバムを商品にしてから何度も言われたことでした。

そうなのです。きちんと説明しないということは、プロとして仕事をしていないということなのだと私はその時学びました。私の中には、お客様の意思を尊重するために、無意識のうちに遠慮して自分の意見を伝えなかったという気持ちがあったのだと思います。まさかそれが逆に状況が悪くなってしまうとは思ってもみなかったのです。作り手の意図を知って理解していただく事の大切さをウェディングアルバムを商品として作っていたときに学びました。

その学びをSAMURAI FARMでも踏襲していきたいと思っています。

SAMURAI FARMの経営方針、経営理念や商品に対する考え方などは、今後変化していくこともあるかもしれませんが、その都度アップデートした内容をきちんとここに書き記していきたいと思っています。

先ほど、ベイビーことタイ人の私の妻が、私はInstagramで金魚について語ることができないととても悔しそうな気持ちを私に吐露してきました。

まだそれは仕方のないことです。急に金魚を仕事にすることになったのですから。彼女は今まで美容室で働いていて金魚について考えたことがないので語れないのは当然です。

私が自分の大好きな金魚の世界に巻き込んでしまったわけですが、とにかく今一生懸命やってくれています。彼女がいなけば私がタイで金魚ファームを作ることは不可能です。なので、良かったら皆様彼女のInstagramをフォローして温かく見守っていただければ幸いです。きっとどんどん成長し共同経営者として彼女は金魚のプロになっていくと思います。そうなれば面白い金魚をどんどん皆様にご提供できるエキサイティングなファームになっていくと思います。


二人三脚で最高の金魚をお届けできる環境を一歩一歩作っていきたいと思います。

どうぞSAMURAI FARMをよろしくお願いいたします。

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