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SnowPro Coreに3週間で一発合格した話

はじめに


こんにちは!
今年の春、新卒として通信系の会社に入社しました。最初の数ヶ月は新しい環境に慣れるのに精一杯で、なかなか時間が取れず、投稿も長らくお休みしていましたが、ようやく半年が経ち、少し余裕が出てきたので、久しぶりに投稿してみたいと思います!

今回は、最近配属された部署で「Snowflake」というクラウドベースのデータ統合型プラットフォームを扱うことになったため、その資格試験「SnowPro Core (COF-CO2) 」に挑戦した話をしようと思います。Snowflakeは、大量のデータを効率的に管理・分析するためのサービスで、データウェアハウス機能に加え、高度なスケーラビリティやさまざまなデータソースとの連携が特徴です。近年、人気が高まっており、注目されている技術らしいです!

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話を戻しますが、今年(2024年)の9月前半の時点で、私はSnowflakeに関する知識はゼロであることはもちろんのこと、データベースを操作した経験すらなかったので、正直かなり不安なスタートでした。

しかし、同月末に、「SnowPro Core」に820点台で合格することができました(身バレ防止のため、1の位の点数は隠しています)。これからSnowflakeを学びたいと思っている方や、同じように資格取得を目指している方の助けになれば嬉しいです!


筆者のスペックや背景

  • 情報系の大学卒、大学院の修士課程修了。

  • 専門は機械学習や人間情報学の分野なので全く関係なし。

  • Web開発はちょっとできる。

  • 基本情報技術者は3年前に取得したが、データベースの専門知識はなし。

  • SQLのSELECT文やテーブル結合くらいの挙動の理論は頭では理解しているものの、実際にちゃんと動かした経験はなし。

  • 2ヶ月前までSnowflakeという名前すら聞いたことなかった。

  • ぶっちゃけもともとデータベースに興味なし。今回は業務で使うので仕方なく勉強した感じに近い。(でもいざ勉強したら結構面白かった)

こんな感じです!

試験の形式

  • バージョン:COF-C02

  • 問題の総数:100

  • 試験時間:115 分

  • 言語:日本語、英語、(韓国語も選択肢にあった気がする)

  • 問題の種類:単一選択、複数選択*
    複数選択の問題は「合っているものを全て選べ」みたいな感じではなく、「2つ選べ」「3つ選べ」みたいに選択数の指示がちゃんとありました。

  • 合格点:750 (0-1000)

  • 試験の運営会社?:Pearson Vue

  • 試験場所:「自宅」 or 「全国各地にあるIT試験センター」を選択可能。
    自宅だと部屋の写真を撮影する必要があったりして面倒そうだったので、私は試験センターで受験しました。

余談ですが、受験料は公式に記載されている通り$175だと思っていましたが、消費税10%がさらに上乗せされるので注意です。
$192.5が実際にお支払いする価格になります。


受験までにやったこと

結論から申し上げますと、3週間ほどかけて以下の2種の問題集に取り組み、理解が浅い部分や間違えた問題については、公式ドキュメントを熟読しながら地道に理解を深めていった感じになります。


一発合格問題集

データ空海.研究所様の「SnowproCore一発合格問題集」のマガジンは全500問を7周ほど繰り返し解き、すべての問題に確実に答えられるようにしました。この問題集を通して、SnowPro Coreの出題範囲を効率的に学ぶことができ、大変役立ちました。本当に助けられました…!(笑)

ただし、この問題集の内容をしっかり抑えていても、本番の試験では問題集で触れられていなかった内容が、体感として全100問中約30問ほど出題されました(あくまで私の感覚であり、実際の数値は多少異なるかもしれません)。合格には75%以上の得点が必要なこともあり、この問題集だけで一発合格を目指すのはややリスキーかもしれないとは思いました。少なくとも、私の場合はこの問題集だけでは合格できなかった可能性が高いと感じています。

とはいえ、現時点(2024年9月)では、日本語のSnowPro Core対策問題集はこちらしかないため、本当に助かりました。試験中には、この問題集と全く同じ、またはほぼ同じ問題が10問ほど、類似した問題も約60問出題されたため、この問題集がなければ合格までにもっと時間がかかっていたのは間違いありません。

最新の試験傾向に対応するため、頻繁に改定も行われており、とても信頼できる問題集です。自信を持っておすすめできます!
このような素晴らしい問題集を提供してくださったデータ空海.研究所様には、心より感謝申し上げます。


Udemyの予想問題集(英語)

こちらのUdemyの「[COF-C02] Snowflake SnowPro Core Certification Practice Sets」は6つの演習テストに分かれており、全部で600問あります。ただし、時間が限られていたため、上述した一発合格問題集を5周した後に、Udemyのこちらの問題集は1周のみ実施しました。

なお、英語の問題集なので、苦手な人には結構苦しいかもしれません…。私も英語はそんなに得意ではないため、翻訳を使いながら地道に進めました。

参考までに私がテストを受けた時の得点率を公開します。

  1. 演習テスト1: Full Practice Set - [COF-C02] SnowPro Core Certification Mock Exam-1  -> 63%

  2. 演習テスト2: Full Practice Set - [COF-C02] SnowPro Core Certification Mock Exam-2 -> 62%

  3. 演習テスト3: Full Practice Set - [COF-C02] SnowPro Core Certification Mock Exam-3 -> 59%

  4. 演習テスト4: REVISION Practice Set - [COF-C02] Architecture & Data Protection and Sharing -> 87%

  5. 演習テスト5: REVISION Practice Set - [COF-C02] Access and Security & Performance Concepts -> 89%

  6. 演習テスト6: REVISION Practice Set - [COF-C02] Data Loading and Unloading & Transformations -> 81%

演習テスト4〜6の得点率が高かったのは、これらが演習テスト1〜3の問題を用いた修正版のテストだったからです。

データ空海.研究所様の問題集を5周して、もう大丈夫だろうと思った後に、Udemyの演習テスト1〜3を受けたところ、約60%の得点しか取れず、非常に焦りました。出題範囲に重複がない問題が多かったため、得点率が低くなったのだと思います。

ただし、結果的にはこの2つの問題集がお互いにカバーしていない箇所を補完してくれていたため、両方取り組んでおいて本当によかったと思いました。実際の試験でも、この問題集と全く同じ、またはほぼ同じ問題が10問ほど、類似した問題も約40問くらいは出題されたと思うので、助かりました。


結果発表

この写真は再掲になりますが、無事に820点台で合格することができました。写真の「認定スコアレポート」は、試験センターの担当者から受験後すぐに貰えるものなのですが、その瞬間はかなりドキドキしました…(笑)

試験中は全く分からない問題が10問ほど、回答に迷った問題が20〜30問くらい出題され、内心「もしかしたら落ちたかも、ちょっとやばいかもな…。」と不安になりましたが、何とかうまくいって本当によかったです。公式ドキュメントの非常に細かい部分からも出題されるため、余裕をもって合格するにはそれなりに勉強に時間がかかると思います。
個人的には、最後の仕上げ・追い上げには公式ドキュメントを読み込むのが、最も効果的な学習方法かなと感じました。

もう少し勉強しておけばよかったなと思うこと

  • 検索最適化手法について:
    この内容は細かいところまで何問か出ました。
    問題を流出するとあまりよくなさそうなので、どの内容が出たかは正確には言えませんが、例えば「Query Acceleration Serviceでは、クエリに LIMIT が含まれる場合、クエリには ORDER BY も含まれる必要がある。」、「述語が検索最適化サービスによって個別にサポートされている場合は、述語を接続詞 AND で結合でき、検索最適化サービスによって引き続きサポートされる。」こんな感じの細かいところまでおさえてないと解けないような問題が出題されました。私はノーマークだったので全く分からなくて焦りました。対応する公式ドキュメントはこちら

  • Edition毎の機能やサービスの違いについて
    ある程度SnowPro Coreの対策のために問題集を解いてきた人であれば、このあたりの内容をおさえておくことの重要度は分かると思いますが、試験を受けて改めてそう実感しました。試験直前には、予想問題集等で出題されなかったところも確認しておくことをおすすめします。
    対応する公式ドキュメントはこちら

  • ACCOUNT_USAGEINFORMATION_SCHEMAの細かい仕様について
    ややこしいので、私はこのあたりの内容が一番苦手でした。
    ACCOUNT_USAGEとINFORMATION_SCHEMAの違いや、それぞれどんなことができるかは一通り確認しておいた方がいいかと思います。
    対応する公式ドキュメントはこちら

  • オブジェクトへのタグ付けについて
    私はこのあたりの内容を全くおさえていなかったので、確実に落としました。タグとは何か?何に付けるのか?使うとどんな意味があるのか?など覚えた方が良いと思いました。
    対応する公式ドキュメントはこちら

  • 単語の意味について
    例えば、Snowflakeのアクセス制御は、DACRBACに基づいていますが、それぞれの名前を単に覚えるだけでなく、こういった単語の意味までちゃんと覚えた方がいいと思いました。私が解いてきた予想問題集では、名前を選択させるような問題が沢山出てきましたが、本番では意味を選択させる問題がいくらか出てきました。わりと盲点になりそうな気がします。対応する公式ドキュメントはこちら



こんな感じでいかがでしょうか?

以上となりますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
質問も受け付けておりますので、ぜひ気軽にコメントください~!

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