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仕事で死にかけた話

「生きていますか??」といったメッセージを頂いた。

自分は何とか生きている。ありがとう。曜日もわからないほど衰弱していたけれど。現に昨日は金曜日だと思っていたほど、疲労しきっていた。

Twitterやブログでは、少ないながらも活動を継続していた。
しかし、NOTEでの活動はストップしてしまっていた。

その理由は何といっても「仕事の変化」である。

この記事を書いた時、自分は幸せの絶頂を走り続けていた。いわゆる出世コース。しかも県を代表する一流企業の中で、注目を浴びる会社員であった。

では、なぜそのような人材が今回、死にかけてしまったのか伝えたいと思う。特に、エリートを目指している一流企業の会社員は注意して欲しい。自分の経験から「立ち回り」「根回し」の重要性を学んでほしい。

また、そもそもブラック企業に勤めている方は、完全に状況によると思うが、立ち回り等は参考になるとは思う。社内全てがブラック状態で、会社が宿泊施設になっているようだったら、労基に電話かメールをすることをオススメする。絶対した方がいい。


どんな仕事をしていたか

上記の記事を書いていたとき、自分は主に提携の海外企業との調整業務をメインで担当していた。

「理系出身で英語が好き」ならば、これ以上ない幸せな仕事内容だったと今もなお思う。海外に行くこともできたし、仕事中に英語に触れることもできた。
就活をしている段階だと、そこまで詳しい情報がないのでわからないが、意外にも海外には多くのモノづくりの場がある。海外の製品は、国内製品の部品として組み込まれていることが多く、そういった意味では今や「モノづくりNo1の日本」ではなくなってしまったとも感じることがあった。
そのぐらい海外においても、日本の理系の学生が活躍できる場所がある。色々言われてはいるが、日本ほど良い教育環境のある国は少ないので、優位に立てることが多い。

理系×英語を手にし、自分は最高のフィールドに立つことができていた。就活当初、夢に抱いていたビジネスマンだ。
まさか、週に2回も3回も新幹線を利用したり、仕事着で空港を訪れるなど思ってもみなかった。


仕事がどう変化してしまったのか

「海外業務」⇒「社内の暗黒部分の仕事」

会社の最大の闇を抱える部署の一員となった。

薄々、こういった人事になることに感づいてはいた。

自分は、問題を解決する能力が高い。というより、死ぬ気で何とかするから何事も解決できてきた。例えば、二日ぐらい徹夜や1ヶ月昼休憩なし等の特殊な動きをしたりして、仕事を終わらせてきた。
こうやって頑張ることで、周りも付いてきてくれたし、相手先の会社の方々も協力してくれた。

ところが、そのやり方は通用しなかった。
暗黒部分の仕事に関わる人材は全てやる気のない人間の集まりであったためだ。さらに、ここの部署に関わるグループ会社も同様だった。
嘘の報告や誤りの報告は日常茶飯事である。現場に行っても、報告内容と少し違うどころか、180°違うということもあった。

利益の出ていない仕事、噂の絶えない部署というのはやはり変だった。仕事内容云々を抜きにして、仕事を完結させる組織自体が腐ってしまっているケースが多い。仕事に無駄も多いけど、それどころでなくて、動ける人材がほぼいない。メールが使えず、FAXにこだわるに社員までいる。

今の時代、どこにFAXばかり使う会社員がいるだろうか
年配が運営している田舎の食堂か!と言いたくなった。


こういったストレスに晒され、さらに12時間を超える長時間労働とトラブル処理、マルチタスクで、精神は削られていった。

「組合に助けてもらえばいいのでは?」
会社員を経験していない方はまだわからないかもしれないが、少し考えると想像はつくと思う。強い労働組合があろうが、会社員は会社が決める人事について、基本的に逆らうことはできない。それが現実なのである。強い労働組合の人だって、会社の社員で構成されているのでそこまで強硬姿勢など取れる訳がないのだ。

組織はそう簡単に変わらない。


たった二ヶ月が長く長く感じた

実際、計算してみると恐ろしい。
8時間労働で帰宅している場合と比較してみよう。
50日勤務したとして、労働時間は400時間だ。

14時間(朝1時間半サビ残+昼30分サビ残)労働だと、労働時間は700時間。

ほぼ倍。長く感じて当然である。だって、倍近く会社にいるんだもの。


体調が悪くなりつつあったが、誰か攻めたくもなるほどに、涙を流すほどに精神が削れたが、長期休暇に入ることができた。


今こうしてNOTEを書くことができて本当に良かったと思っている。
眼底が痛くなった時は本当にやばいと思った。


では、何が悪かったのか

自分が甘かったのだと思う。
理系×英語を手にし、自分は最高のフィールドに立つことができたところまでは順風満帆だった。だが、ここで油断した。海外を謳歌しすぎた。

会社員は常に異動とは隣合わせだということを忘れていた。
「次狙うポストはどこか」
「誰に引っ張ってもらうか」
「今の仕事を続けたいならば、協力な引き止めをしてもらう根回しをするか」

これらを自分は怠っていた。

一流企業と呼ばれる一部上場企業では、強い人事権を持った方が必ずいる。如何にこの人に近づき、話をしておくかが重要だったんだ。

自分は出世をする気はないし、偉い人に媚びを売ることは嫌いだ。さらに、常に好きなことをしたいとも考えているし、自分の会社ではないので、会社自体をそこまで愛してはいない。

それならば「辞めて自分の会社を持てばいいだろう」という意見もあるだろうが、資金も含めて、もう少し準備がいる。

それに一流会社にいると、個人では到底絡むことのできない大きい規模の仕事にすぐに関わることができるメリットだってある。場数をすぐに踏める。


このメリットを受けるためには、好きではない根回しを我慢して行っておくべきだった。

副社長を現場案内した時、面談をした時にそういった話をしておく器量の良さを持ち合わせておくべきだった。

これらを猛省した。

そして、本日、仕事場の変更を申し出た。
あらかた闇の仕事場も状況が良くなったこともあり、何とかしてくれそうな雰囲気はあった。良い便りを待つしか他ない。


まとめ

今回の記事では、TOEICのメリット記事を書いたときとは真逆の「社会の闇」を紹介することになってしまった。
ただ、この経験は誰かの為に確実になると考えている。

会社の奴隷となってしまい、毎日怒られたり、苦しい目に合っている方は確実にいるだろう。
また、根回しをせずに過ごしてしまっている方もいるだろう。

注意して欲しい。
今回紹介した話は、誰にでも起こり得る話だ。

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