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人間の脳味噌

21世紀 バア―ジョン 



今から何億年も前の話

人類が直立歩行を始めた時代

アフリカのサバンナを

食べ物を捜して

動き回っていた頃

人類は危険にさらされていた

牙はないからほかの動物を

かみ殺すこともできない

走るのも2本足なので遅くて話にならない

2本脚で歩くようになると、骨盤が小さくなる、

骨盤が小さいと、

胎児が充分成長する前に生まないと

赤ちゃんの頭が産道を通過できない

サバンナの他の動物は生まれたその日に

親の真似をして群れに加わって歩ける

人間の赤ちゃんは一年くらいかかる。

親が世話してくれないと何もできない

母親がおっぱいをあげる時に

オキシトシンという

母性本脳を育てる

脳内伝達物質がでるそうだ。

人間が子供を作ったからって

いい親になれるわけではない

自分の親をまねて手探りで子供を育てる

虐待された子供は自分の子供を虐待する

気に入らないと殴ったり 蹴ったりする

ひどい言葉をあびせる

当たり前のように

子供に対する虐待、無視、暴力が問題になっている

子供の時受けたトラウマ

一生ひきずって生きている人が沢山いる

子供の発達生涯、自閉症、ADHD, 学習障害、

大人になってからの うつ病 不眠、慢性不安症、いくらでもある。

胎児がいるのにお母さんが虐待にあう

胎児が宿っているおなかを蹴るとか

お母さんが極度の恐怖、不安にさらされると

胎児の脳が正常に発達しない

トラウマは胎児から幼児、学校の児童、

そして大人になっても障害として残る

そして次の世代へ伝承される

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私がタイで非営利財団を運営していた頃

ミヤンマーの国境近くに

少数民族が暮らす村がある

村全体がアヘン中毒にかかっている

そこで生まれた孤児を引き取る孤児院

そこに入所する子供はひどい

環境を乗り越えて生きてきた

体は普通の大きさになってもトラウマを負っている

ほかの子供の持ち物を盗む、

盗んだ物がほしいからではない 

物はほったらかしになっている

自分には盗む力があるのを確かめるように

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孤児院で飼っていた子犬が

車に引かれた、

孤児院の子供達は

惹かれた犬をこれでもか

これでもか といじめる

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この孤児院に2年半財団は通った

週に2度 ニューロフィードバック

孤児院の子供ほとんど全員が

社会的暴力の犠牲者だ

ADHD, ASD,  目に見えてよくなっていった

アヘン中毒の村から来た孤児たち

これからどうなるのだろう

ヨーロッパからの支援金が切れないといいのだが








































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