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a year to live 「この一年で人生が終りになるなら、 あなたはどうすごしますか?

Stephen Levine の a year to live が話題になった当時、

自分の人生を見なおそうと真っ先にワークに取り組んだのは

東洋の瞑想、ヨガ、禅に惹かれてインドに旅するような若者達だった。

ベトナム戦争以来 アメリカ人の若い層に教会離れが始まっていた。

おじいさん、おばあさんの代から祈りをささげてきた教会に行く人が全体的に減ってきた。 

サンフランシスコには 

禅宗の鈴木老子が率いる禅修行をする道場が開かれた

ニューヨークに禅道場を作ったのは英国の哲学者 アランワット

ハーバード大学教授のRam Dass はインドに長年にわたる修行に入り、若者達も指導を仰ごうとインドに旅たった。


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同じ時期に私は夫と一緒に金持ち起業家向けの人生見直しのプログラムを始めた。成功した起業家たちは今までの生き方に疑問を持っていた。


「僕は何をやるにも一番にならないと気が済まなかった


いい成績、いい会社に就職、

どこから見ても文句がない女を捜して結婚した
一歩ずつ梯子を上って、一番上まで来た。。。。

ここから先はもう梯子がないんだよ、終点にきたんだ」 


他のメンバーも自分のことを言われているようで、真剣な顔で頷く


「先に見えるのは退屈な引退生活だけ

そう、たしかに金は充分あるよ

だからもう俺は働かなくていいわけだよね、  

じゃ一体何するの??? 

ベンチャー企業に投資して又同じことをする???? 

金もうけしか知らない人間になっちゃたんだ

女房が文句いうのむりないわけだよ」

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私達が始めたた人生見直しのプログラムは

同じような立場にいる起業家12人を一つのグループにして始めた。

次のグループは 起業家の会社の中間管理職の希望者を募った

年齢的に40前後の女性が多かった、

私達が運営にかかわった2年間で トップのグループを8か所、

中間層のグループを5か所でスタートした。

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人生を見直す、新しい道を歩いてみる。

そんな話になるとまず必要な道具は地図です。

下の地図は私が記憶だけで書いたラフなのもです。

自分が今どこにいるのか、これからどんな道をあゆむのか、

そのためにはどんな装備、どんな訓練をする必要があるか、

新しい旅にでる人が迷わないように

道案内をするガイドである指導者は

地図の使いかたを教え、 現在位置の確認からはじまります。

上半分の円は外からみえる変化

下半分は誰にも見えない部分、

上にある打ち上げから頂上に行く道のりは

本人がノリノリです、他の人がみても恰好よくみえます。

何をしてもうまくいってるかんじ

こういう時期には仕事だけではなく

健康も家庭生活もすべてがうまくいく感じがするものです。

でも一度頂上に着くと、物理の原理にしたがって、下り坂にはいる、

これがなかなかうけいれられない

下がってくると、上向きに修正するために

過去に成功したことを又やろうとする

『そう 新しい事業所をつくったりしたよね、商品ラインを変えたり

「そう、結婚生活がうまくいかないと引っ越ししたり、子供をもう一人つくったりしたよね、」

始めは軽い冗談のつもりで茶々入れていた人たちが静かになってくる

段々真実のことがでてくる、 誰も冗談に笑わなくなった。


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