日本人がカンボジアではじめた製麺所！

2021年2月25日 18:12

こんにちは、サムライカレープロジェクトです！

今日は私たちが支援している製麺所・愛ヌードルについて紹介していきます。

製麺所「愛ヌードル」の紹介

愛ヌードル（AI noodle）は、カンボジアの首都プノンペンにある製麺所です。プノンペン市内の日本食店や小売店に、ラーメンやうどんなどを卸売しています。

2015年、代表の大塚誉子さんが中心となり、
カンボジアの若者に向けた雇用の創出を目的として設立されました。

クライアントの希望にひとつひとつ応えるオーダーメイドの製麺が強みです。また、日本の厚生労働省が認可したかんすいを使用しているため、日本の基準を満たした安心安全な製品を届けることができます。

仕事を探すカンボジアの若者をスタッフとして受け入れる愛ヌードルは、もうひとつ大切な役割を担っています。

現地のフリースクール・愛センターに関わる支援です。

愛センターはプノンペンにある、日本人経営のフリースクールです。
2005年に設立され、現在、小学生から大学生まで約120人の生徒が日々勉強に励んでいます。

カンボジアの子どもたちがもつ将来の可能性を広げることを目指して、クメール語（カンボジアの公用語）・英語・算数・音楽・美術などの授業を行っています。

愛センターは、2005年9月に日本人の方々によって、公立の学校に通えない子どもたちへの教育の機会の提供を目的として設立されました。

学校に通えないと聞くと、子どもたちが物乞いをしたり、兄弟の世話をしたりするために学校に通えないのかな？と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、愛センターを設立した、代表者の渡辺藍さんが見た子どもたちの姿はゴミ山にありました。ゴミの自然発火による煙の中、裸足や素手でゴミをあさる子どもたちがいたのです。　

ゴミ山にいた子どもたちは、ゴミを拾い続ける仕事をしていました。

「親達に言われ、勉強にも行けずに、ゴミ拾いをするのは、どんな気持ちなのだろうか、子どもたちのために何かできることはないだろうか」と渡辺さんは考えました。

そして、子どもたちの将来の可能性を少しでも広げられるように、教育支援を行うフリースクール・愛センターを立ち上げました。

最初は、クメール語、算数、英語、日本語のクラスで、50人の生徒からスタートしました。

設立16年目を迎える現在では、日本だけでなく世界中からボランティアを受け入れ、音楽や美術などの情操教育のほかパソコンの授業を取り入れるなど、活動の幅を広げてきました。

また、教室の外での活動を通じて学ぶ時間も大切にしており、愛センターのサッカーチームは2019年のトヨタジュニアカンボジアカップで優勝した経験もあります！

↓ とてもかっこよく撮影されているCMも、ぜひご覧下さい！
https://youtu.be/lkaCNMqn_SM

愛ヌードルを設立した大塚さんは、もともと愛センターでボランティアとして働き、子どもたちにイラストレーターなどのクラスを教えていました。

そこで、愛センターの卒業生や周辺の貧しい地域で暮らす若者への雇用創出が必要だという思いから、愛ヌードルを立ち上げました。

実際に、愛センターの卒業生のうち数名は、愛ヌードルに就職してスタッフとして働いています。

現在愛ヌードルの責任者として現場を指揮しているワンナさんも、2014年まで愛センターで学んでいた卒業生です。ワンナさんの夢は、愛ヌードルを200～300人で働き、カンボジアの外にも製品を出荷できる大きな製麺所にすることだそうです！

さらに、愛ヌードルの収益の一部は愛センター運営のために利用されています。

子どもたちが学ぶよりよい環境をつくるため、そして希望する生徒には卒業後の就職先として、愛ヌードルは愛センターを支援しています。

カンボジア国内では新型コロナウイルスの感染者は少ないものの、外食の自粛で飲食店の売り上げが打撃をうけています。そのため愛ヌードルでは、飲食店からの注文が激減し、苦しい経営状況に追い込まれています。現在は、イオンなど家庭向け小売店への配達を中心に、なんとか頑張っています。

そんな配達で抱えている問題を解決するために、今回私たちはクラウドファンディングを立ち上げました。
詳しくは、まもなく公開のクラウドファンディングページをぜひご覧ください！

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

今回は私たちの支援先であるカンボジアの製麺所と学校について紹介してきました。

現在、カンボジアに行くことができずとも、カンボジアを応援することはできます。愛センターや愛ヌードルの活動が伝わり、私たちのプロジェクトを応援していただけると嬉しいです。

次の投稿からはリターン商品の紹介について投稿していきます。

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