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障がい者の自立支援につながるカンボジア産ドライマンゴー

「PPCIL」のご紹介

こんにちは、サムライカレープロジェクトです!

クラウドファンディング開始が間近に迫った今日は、PPCIL(Phnom Penh Center For Independent Living)というプノンペン自立生活センターのストーリーを紹介していきます!

カンボジアの障がい者自立の支援に取り組んでいる、PPCILさんのストーリーをぜひとも最後までご覧ください。

リターン商品のご紹介

私たちサムライカレーが行うクラウドファンディングのリターンとして、PPCILさんにはカンボジア産ドライマンゴーを用意していただきました。

南国のカンボジアで採れるマンゴーは、旬の時期になると安く大量に手に入れられるほど、たくさん収穫されます。

そのため、収穫されたマンゴーを全て消費することが難しく、大量廃棄になることもあります。

「南国で採れた美味しいマンゴーが消費されなかったり、余ったりする状況をどうにかすることができないのか」とPPCILの代表者Samith(サミス)さんは考えました。

そして、マンゴーをドライマンゴーにすることで、マンゴーの甘みを維持したまま長期保存ができ、廃棄を減らすことができると考えました。

このようにして、カンボジアで採れるマンゴーを世界中の人がいつでも食べることができるようになり、食品ロスを減らすことができることになりました。

また、PPCILさんのドライマンゴーは、砂糖や添加物が入っておらず、カンボジアで採れたマンゴーの天然の甘味だけで美味しく味わうことができます。

そして、PPCILさんのドライマンゴーはカンボジアの農家を守ることにもつながります。

実は、カンボジアではマンゴーの加工や殺菌技術が不足していたため、タイやベトナムなどの優れた加工技術や機械をもつ国にかなり安価で販売をせざるをえませんでした。

カンボジア産マンゴーを安く手に入れた国々の人たちは、加工後に高い金額で欧米をはじめとるする先進国に売っています。

したがって、カンボジア産のマンゴーは実際の価値よりも安い値段で取引されてしまい、生産する農家の方々にとっては大きな機会損失になってきました。

ここ数年で少しずつ改善されてきていますが、サミスさんのようなマンゴーの加工や殺菌技術をもつ事業は少ないです。

そのため、PPCILさんではマンゴーを適切な価格で取引し、そして、ドライマンゴーを適切な価格で販売し、カンボジアの農家を守っているのです。

このようにして、PPCILさんのドライマンゴーを購入することにより、カンボジアの農家を救うことになります。

PPCILのヒストリー

障がい者支援の取り組みと、農家の方を助けることを同時に行っているPPCILが、いったいどのような思いで設立されたのか。
ここではPPCILさんのヒストリーをご紹介します。

PPCILは、前述のとおりSamith(サミス)さんによって設立されました。

Mr. Mey Samith

サミスさんは2006年から1年間、日本で「ダスキン・アジア太平洋障がい者プログラム」という研修に参加しました。そして、日本の社会福祉や障がい者自立運動、車いすの修理などたくさんのことを学ばれました。

サミスさんは来日した際に、日本のバリアフリーの設備や障がい者への差別がないことに大変驚いたそうです。車いすの方が移動しやすいようにスロープやトイレなどバリアフリーの環境が整っており、障がい者の方が生活しやすい環境があることに感動しました。

この障がい者が生活しやすい日本のような環境を、カンボジアにもバリアフリーのモデルとして作っていこうという考えから、PPCILは始まりました。

カンボジアにバリアフリーが全くないというわけではありませんが、日本のように障がい者のための環境作りがあまり進んでいません。

原因のひとつとして、障がいに対するネガティブな受け止め方があります。

カンボジアでは、「障がいを持って生まれたということは、前世で何か悪いことをしたのでは」という考え方が一部で浸透しており、世間からの助けを受けることが難しい場合があります。

このような考えもあり、カンボジアの多くの会社では、バリアフリーの環境や設備が十分に導入されていません。

そこで、サミスさんは、障がい者が働きやすいようにバリアフリーの設備を整えた職場をつくったり障がい者の方々をスタッフとして雇用しています。

このようなサミスさんの思いや考えから、PPCILは設立されました。

また、サミスさんは障がいを持つ人々が障がいのない人々と平等に働ける機会を作るためにも、カンボジアの政府と協力しながら、障がい者へ優しい社会に変えるために活動しています。

2019年には、障がいのある方々への支援プログラムの功績が認められて、ゼロプロジェクトの革新的実践の例で受賞されました。

ゼロプロジェクトとは、障壁のない世界を作るために障がいのある人への権利・生活の質の向上を共有していこうと、働きかけている団体です。
毎年応募するテーマを変えているゼロプロジェクトですが、2019年は「自立した生活と政治参加」という募集内容でPPCILは表彰を受けています。

詳しくは下の公式サイトでご覧ください。

↓PPCILの公式サイト(英語)

http://www.ppcil.org/sample-page/

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回はカンボジアで障がい者の自立支援を行っているPPCILさんについて紹介をさせていただきました。

ご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。

今後もTwitterやInstagram、Facebookで情報を発信していきますので、よりたくさんの方々に知っていただけるよう、情報の拡散にもご協力いただけると嬉しいです!

ぜひこの機会に、カンボジアの応援を私たちと一緒にしていきませんか?

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