[2022.09.24]宝塚歌劇、グレート・ギャツビー
私の宝塚の推しこと晴音アキさんの退団公演です。
いつか行ってみたいと思っていた大劇場に今行かなくていつ行くんだと思い、立ち見ながらチケットをとったものの、公演中止となってしまいました。楽しみにしていた分喪失感がすごかった。
今回ははじめて取り次ぎをしてもらったチケットだったので謎に緊張した観劇でした。
月城さん筆頭に皆さまお芝居がうますぎるんじゃないですか?
ギャツビーが対岸を眺めるシーンなんか、あの大きな舞台でひとりで背を向けて立っているだけなのにずっと観ていられるような気さえした。
ニックがデイジーと再開するきっかけになると気がついた瞬間の空気が変わった感じもすごく伝わってくる。なにが違うって聞かれたら具体的にはわからないけど、雰囲気というか、たしかにあの瞬間なにかが変わったんだよな。
鳳月さんはもしかして貴族のプロなのですか?
『ピガール狂騒曲』のときもプライドが高くて古い価値観のキャラクター(貴族ではないと思うけどメイドさんいたし良いお家ということで...)だったけど全く違うもんね。なぜ現代に生きていてあらゆる時代や国の貴族の演じ分けができるのですか?キャラクター分析が精密すぎないか。
すぐに別作品と世界線を繋げてしまう芸人なので、ジョーダンの言う「黒人が出ているレビュー」というのは星組の『ベルリン、わが愛』の黒いヴィーナスのことではないかと思ってしまいました。禁酒法が1920〜33年で、『ベルリン、わが愛』も1930年代あたりの作品らしいのでもしかしてなのでは?
マートルの登場カッコよくて自分に酔ってる感じが好きですね(語弊) 慌てながらもマートルの嘘に便乗するフラッパーちゃんズがかわいいです。
そういえば、話題のギャツビー邸にあるデイジー(海乃さんのスチール)写真、確認しました。こういう遊び心大好きです。
海乃さんの歌が桁違いでひっくり返った。博多座では歌は印象には残らなかったというか、特別歌がうまいというイメージはなかったので今回すごくびっくりしました。
最高を具現化したらジーグフェルド・フォリーズになると思う。晴音さんの輝きが半端じゃなかった。溢れ出してた。トムの友人の貴族さんたちが言っていたように、たしかに天国みたいですね。そしてこの時に貴族さんたちが言っていたスケスケの衣装の可愛い子というのはもしかしなくても晴音さんですよね。役名じゃなくてすみません。アンナさんです。
本当にあの衣装セクシーで困りました。もう2〜3曲はやってほしかった。
そして撮られたトムが流れるように有り金と金品を差し出す感じがさすが貴族のプロ鳳月さんですよね。さも当たり前のようなお顔。不倫を撮られたくせに堂々としすぎでは?トムそういうところだぞ...。
ずーっと劇中に登場する車が気になって仕方がなかったのですが、やっぱりアレってマジもんの車なの?本物というか、車みたいに動くように設計してある装置だとはわかっているのですが。...車みたいに動くように設計してある装置ってなに??本当になに??
Twitterでパブサしたら皆さん口を揃えて電気自動車と言っているけどあれは電気自動車なの??カフェブレでも鳳月さんが「車の運転には慣れてるからラッキーだった(意訳)」とか「バックが難しくて...」とかおっしゃっていましたがやっぱりあれは電気自動車なの??
ゴルフコンペのアンサンブル(でいいのかな?)の皆さま遊びすぎです。好きです。
ニックが池ポチャした時のあちゃーみたいなお顔が特に好きなので早くDVDを買って全員分観たいです。
フィナーレの晴音さんがあまりにも幸せそうな表情をされていて泣きました。
最後に劇場で晴音さんを観れて私も幸せです。
[追記、2022.10.09]
最後じゃなかった。
だって会(ではないらしい?よくわかってない)で申し込みはしてみたけど退団者とはいえ千秋楽を劇場で観劇できるなんて思わないじゃないですか。
座った席のまわりの方が皆さま真っ白のお洋服だったのでビビりましたが、はじめて生で晴音さんファンを確認できたのでものすごく嬉しかったです。コロナ禍に入ってから宝塚を好きになったのでかの有名な独特のファン活動はほとんどやったことがないのでシンプルにテンションが上がりました。
原作を読まない派なので2回目だと、言動の理由とか思っているであろうことがよりわかる気がしておもしろかった。どの作品でもそうなのは当たり前なんだけど、『グレート・ギャツビー』は信念に基づいて行動する人が多いからよりわかりやすくなった。
パメラがいることがデイジーにかかった呪いみたいになってて苦しかった。パメラは、取り戻せない過去とか身分の違いとかたくさんあるしがらみのひとつでしかないのに、原因をそれだけに塗り替えてる気がした。わかりやすいしどうしても取っ払えないからかな。
ウィルソンの家からトムとデイジーの家になる場面転換、ウィルソンの家がせりの中で、そのせりが下がると上からトムとデイジーが出てくるのめっちゃ鳥肌たった。灰の谷と上流階級を表してるように感じたし、お互いを理解できないということもあらわれてる気がした。
まあ普通に転換の都合というかそこに演出の意図はないと思うけど。
フィナーレですが死ぬほど泣きました。ちなみにジーグフェルド・フォリーズでもガッツリ泣きました。
なぜならもうこの舞台で晴音さんを観ることはできないからです!あと晴音さんが楽しそうで幸せそうで輝いていらっしゃったからです!
退団のご挨拶でも涙が止まりませんでした。
晴音さんを応援できて本当に幸せでした。
終演後にまさかのフェアウェルパーティーにも参加させていただきました。こんなに幸せで愛に溢れた空間って存在してたんだ。一生の思い出ができました。
ギャツビーの感想のはずがちょいちょい晴音さんへの好きが溢れてる。大好きなので仕方ないです。大好きです。
晴音アキさん、14年間お疲れ様でした。
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