[2023.09.16]ミュージカルアナスタシア

実は大好きなんですよね。東宝版気になるなと思いながら宝塚版を観劇し、ようやく東宝版にお目にかかることができました。宝塚版のアナスタシアを観てからというもの私のなかで星風まどかさんはプリンセスです...。
あと今回はお仕事でアレでしたので、よりアナスタシアへの思い入れが強くなりました。

どうしても堀内敬子さんのリリーが観たくて捻り出しました。お金を。
堀内さんは『メイちゃんの執事』の校長先生のイメージしかないのですが元四季の方なんですね。
ネヴァクラブのドレスのとき、デコルテがあまりにも綺麗すぎてオペラでガン見しました。すみませんでした。

そういえば、私はずっとアナスタシアをディズニー作品のひとつだと思っていたのですが違うということをはじめて知りました。アナスタシアの制作会社(?)をディズニーが買い取ったらしいです。なんだかこのあたりは複雑そうな匂い。だからアニメーションのアナスタシアはディズニープラスで観られるのですね。

全員バカ踊れるし全員バカ歌える。しかも演技もうまい。なんだこれ。おもろ。

もう記憶が曖昧ですが宝塚版ってもしかして結構脚本違ったりするのでしょうか?気のせい?たしかグレブがもう少し掘り下げられていたような気がする。私の幻覚?

やっぱり私はグレブが好きです。父の息子ではないグレブ...。堂珍さん歌がうますぎてひっくり返った。なのに拭えないヘタレ感。すごくカッコいいしアーニャ好きなのも伝わるけどどうしてヘタレっぽいのでしょうか。...あなたCHEMISTRYの人なんですか?!

私が1番好きなのは列車に乗る前のナンバーです。列車を背に故郷を目に焼き付ける人々の寂しさとか覚悟があらわれていてよい。あんなに抜け出したいと思ったロシアなのに、いざ一生の別れとなると故郷が恋しくなるものなのです。生まれ育った故郷はここしかないので。
そう考えるとこの列車のナンバーとネヴァクラブのナンバーって似たところがあるなって思った。こんなところ抜け出したいと思ったし、あの頃のロシアの面影ももうどこにもないけど、それでも私たちの故郷には変わりないんですよね。

海外でミュージカルを観たことはないけど、ものすごく海外の舞台っぽいなと思った。特に照明とか。海外の照明って舞台全体が明るいというか、エリアを限定するような明かりが少ないイメージがある。勝手な偏見かもしれません。
明かりといえば、桜が光っているのに気がついた方はいらっしゃるのでしょうか。あんな良いシーンで桜を見るなんてきっと裏方の人間しかいませんよね。マジでなんで桜は光ってんの?

舞台に3つ盆があるのですが、個人的に、盆から舞台が展開されているようでもったいない気がした。もったいないと言いますか、なんと言えばいいのでしょう...。転換的に仕方ないのはわかるのですが。

なんか本当に脚本がすばらしいなと思って、アナスタシアが好きなディミトリとアーニャが好きなグレブの結末とか、アーニャの「あなたは誰?」に対する答えの変化とか。
パレードでアナスタシアに一目惚れしたディミトリはアナスタシアと結ばれるし、道路掃除をしていたアーニャに一目惚れしたグレブは結ばれない。
「あなたは誰?」に答えられなかったアナスタシアが堂々と名乗るシーンがすごくカッコよかった。

何回でも観たいな。

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