[2023.10.04]ミュージカル 天翔ける風に

なんか想像とはちょっと違ったなというのが1番の感想かなと思う。

いまいち集中できなかったのは席が悪かったせいにしている。たまたま2階バルコニーがあいていたのでどんな感じかなと興味本意で観たら視界がめっちゃ手すりだった。さすがに学習せい。はい。

想像と違ったというのはNODA MAP感が薄かったなというだけです。こんなに言うくせに野田秀樹演出の舞台は映像でしか観たことない。
野田秀樹の名前に引きずられすぎ?今回の脚本がどういうものなのか正直いまいちよくわかっていません。
あと私が知っている『罪と罰』がWOWOWで観た三浦春馬さん主演のやつで、それのストーリーを思い出しながら観てしまったから違和感を感じてしまった説もある。待って多分これと手すりのせい。

退団公演ぶりに珠城さんの殺陣を観た。在団中と変わらず舞台での存在感が大きい方だなと。

衣装がとてもステキで正直衣装めっちゃガン見した。三条家の皆さまの腰のひらひら(プリーツ?ではないですよね?名称がわかりません)がドレスのような雰囲気もあり本当に好きだった。
英の上半身の赤も深みがある絶妙な色合いで良かった。

原くんがめっちゃ演技うまくてびっくりした。演技がうまいというか舞台上での迫力というか、空気感?ドラマで観たのと全然違った。あれは舞台の人がドラマ出演すると出る違和感だったのだなとなんだか腑に落ちた。

屋良くんもよかった。屋良くんは振り付けとかダンスの人というイメージがあったけど演技もするんだ。

時代の波に飲まれながら全員が必死に生きていて、良くも悪くも噛み合ったり噛み合わない人々がもどかしくて、でもそれが愛おしくてドラマティックになってる。それなのに、こんなにもどかしいのは全て観えている客席だけなのが不思議。

幕間に隣に座っていらっしゃったおばさまに話しかけられて最近のミュージカルについて軽くお話したのですが、びっくりしたけど本当に嬉しかった。NODA MAPがお好きな方っぽくてワクワクしてしまいました。おすすめの舞台を聞かれてうまく答えられなかったのが心残りすぎる。私はこんなお友達がほしいと願い続けている。

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