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第19章 【超重要】戦略どうりにトレードを実行するための心理状態の保ち方とは?

それでは、ここで一番大事な話をします。

これさえ自分で徹底することができれば、あなたは通年で勝ち続けることができるトレーダーになることができます。

それは「自分の心をコントロールすること」です。

具体的には、どういうことをすればいいのかについてご紹介します。

①早く儲けたいと思うほどお金が稼げなくなる理由とは?

②プロスペクト理論の重要なポイントとは?

③自分の中で、判断を乱さないルールを作ろう


〜①早く儲けたいと思うほどお金は稼げなくなる〜

皆さんは、A)目の前の確実にもらえる50万円 と B)50%の確率でもらえる100万円。どちらを選びますか?

おそらく、ほとんどの人は無意識でAを選ぶはずです。

※期待値は同じです。 A)50万円 B)100万円×0.5(50%)=50万円

ですが、C)確実に払わないといけない罰金50万円 と D)50%の確率で払わないといけない100万円だったらどっちを選びますか?

これはD)を選ぶ人が多くなるはずです。

※これも期待値は同じ。 A)-50万円 B)-100万円×0.5(50%)=-50万円


不思議ですよね。

A)とB)、そしてC)とD)は同じ期待値であるのに、なぜこのような事が起こるのでしょうか?

それは人間が無意識に「勝っている時は、安定志向。負けている時は、リスク思考になってしまう」からです。

このように、人間は必ずしも合理的に考えるのではなく、感情や感覚で判断に“歪み”を生じさせてしまうという考え方をプロスペクト理論と言います。


〜プロスペクト理論の重要なポイントとは?〜

プロスペクト理論の重要なポイント、それは「得をした嬉しさよりも、損をしたガッカリ感の方が強く感じてしまう」ということです。

およそ、損失がもたらす影響は2.25倍といわれており、ほとんどの人がFXで含み損を抱えた時に損切しない理由はそれに該当します。


さらにやっかいなのは、その嬉しさやガッカリ感は金額の大きさには比例しないのです。

つまり、初めは1万円を稼げただけでも「嬉しい!」と思いますが、以前10万円を稼いだことがある人にとっては「さほど嬉しくない」になるのです。

同様に、最初に1万円損失したときは「悔しい!」と思ったとしても、以前10万円を損切した人にとっては「またか、悲しいな」になるのです。

これも損切できなくなってしまう理由の1つですね。

”感覚がマヒする”というのは、まさにこの理論からきているといっても過言ではないでしょう。


自分の中で、判断を乱さないルールを作ろう

では、この無意識下の判断の歪みはどのように取り除けばいいのか?

それは、まず人間がプロスペクト理論にそった判断をしてしまうと理解すること。そして、そういった判断状況にならないようなルールを作ればいいのです。


皆さんは、トレード日誌はつけていますか?

利確が速すぎたり、損切が遅かったりしていませんか?

どういった心理状態の時に損失することが多いですか?


まずはしっかりと自己分析をしてください。

そして、損失パターンを回避するような自分ルールを作ってください。


ちなみに、私の判断を乱さない自分ルールは以下のようになっています。

・自分の根拠がくずれたら必ず損切りをする。

・負けたら、その日はもうトレードしない。

・体調が悪い時やメンタル的にモヤモヤしている日はチャートを見ない。


他にもありますが、私は主にこの3つを徹底しております。

ぜひとも、参考にしていただき、よかったら私に教えてくださいね!

それでは!

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