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第17章 波には強さがある!?強トレンドと弱トレンドについて

私は「第9章 トレンド相場におけるトレードをマスターしよう」という記事でトレンド相場を狙って取引することをお勧めしました。

しかし、トレンドには大きく2つのタイプがあり、強トレンドと弱トレンドにわけることができます。

今回は、なぜ強トレンドと弱トレンドができるのか、強トレンドが発生するタイミングはいつか、その強弱のあるトレンドの見分け方は何か、強弱のあるトレンドのエントリーで狙うべきポイントは何かについてご紹介したいと思います。

これがわかれば、ショック相場(コロナショックなど)でも利益を取る事ができるようになります!


〜なぜ強トレンドと弱トレンドができるの?〜

通常であれば、順張り(トレンドの方向に沿ってエントリーすること)と逆張り(トレンドの方向とは逆方向にエントリーすること)の相反する目線を持っているトレーダー同士が価格の上げ下げを勝負するため、相場の世界ではレンジの状態であることが普通となります。

しかし、ある程度投資家たちが資金が投資したのち、価格の勝敗が緩やかに決まった場合はその方向性へだんだんダウが形成するようになります。(一番最初に発生するトレンドは弱トレンドです。)

また、ある程度勝敗が決したと市場参加者が判断した場合は損切と更なる資金が投資されるため、直前の波よりも一定方向にさらに大きく伸びます。(これが強トレンドとなります)

※例外として、レンジの期間が長ければ長いほど、市場に投資されている資金が大きいため、急に強いトレンドに移行することもあります。

こういった流れでレンジからトレンドが発生していくことになるのです。


〜強いトレンドが発生するタイミングは?マルチタイムフレーム分析の重要性について〜

長期足(例えば週足や日足など)のダウの法則の先行期というのは、短期足(ここでは例えば4時間足と1時間足とする)のローソク足で以下のような事が起こっていることになります。

①レンジ内でランダムウォーク

…流れについては誰も予想できない。方向性の決着がついていない段階。

②レンジ内でのダウが発生

…微弱に方向性が出初めてくるため、水平線までは伸びる弱いダウのトレンドが発生する。(弱トレンド発生)

③レンジを突き抜けて、水平線でサポートされる。

…短期足での強い抵抗があり、初めてその価格帯での勝敗が決した段階。ここから長期足の投資家が参加し始めるため、一気にトレンド相場へと転換する。(強トレンド発生)

つまり、この原理を理解していれば、長期足の中の短期足のローソクを分析するだけで、いつごろトレンドが出始めるのかを予想することができるようになるのです。


~トレンドの強弱の見分け方とは?~

では、どうやってそのトレンドの強弱を見分ければいいのかというと、実際に画像をみて確認してみましょう。

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上図のように長期足のトレンドの上昇トレンドライン付近で一度レンジになるか、弱トレンドが発生することが多いです。

※今回の画像では、弱トレンドがわかりにくくなってしまっています。本来であればもう少し短期足でみないとわかりにくいと思いますが、このあたりにでてますよという目印としてご参照ください。

その後、長期足のトレンドラインに反発して、方向性が確定したら大きく伸びる強トレンドが発生することになります。


~強弱のあるトレンドのエントリーで狙うべきポイントは何か?~

ずばり、弱トレンドでもローソク足がきれいでわかりやすければエントリーしてもいいとおもいますが、やはり狙うべきは強トレンドです。

弱トレンドで無理にエントリーせず、強トレンドのみを狙うようにすることをお勧めします。

また、強トレンドのいいところは、調整波もとりやすいということです。

調整波を狙ってみたい、逆張りのほうが自分に合っているという方はよかったら「第10章 【中級者向け】レンジ相場におけるトレードをマスターしよう」もご参照ください。


いかがでしたか?

トレンドの強弱は環境認識をする上でも必須のスキルですので、よかったら参考にしてください。

それでは!


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