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リアル系においてのControlNet1.1 Tile
いま凄いと話題のControlNet1.1 イラスト系では大絶賛ですね。
リアル系だとうまくいかない事も多い拡張機能ですがその検証です。
ControlNet1.1 Tileは大まかにいうとHires.fixと同じように書き込み量を増やして解像度を上げる拡張機能です。
Hires.fixと併用して使えるので更なる高解像度が期待できます。
その前にBDさんのこちらの記事に目を通しておいて下さい。
このBDさんのxyz_gridを見るとControl Weight値0.5と、Ending Control Step値0.5くらいで収束しているように見えます。
ではリアル系ではどうなるでしょうか?
やってみました。
ちなみにHires.fix2倍にしつつTileを使用しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1683395114183-X6nw2hJY86.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1683397918102-STgj4sT5XQ.jpg?width=800)
https://drive.google.com/file/d/1rCLwpn-I9ebmvZD3AR-U-XB_0N7ZVGmM/view?usp=share_link
原寸PNGはサイズがデカくなりすぎたので、外部リンクで提供です。440MBあります。
ぶっちゃけよくわからないですね。イラストだと非常にわかりやすく変化が見て取れますが全然違いがわからない。なので数枚出しました。1枚あたり40分くらいかかるので大変でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1683395154638-iFg2WBdjmM.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1683398024878-UZ2lNPLu5C.jpg?width=800)
https://drive.google.com/file/d/12ol5XeHMYlCKEXe1Sg2T5Cvu7uC11qeJ/view?usp=share_link
モデルの解像度がメインですが背景の書き込みにも注目してみましょう。
ですが一番最良なのがどこなのか難しい判断です。
![](https://assets.st-note.com/img/1683395169458-bsUxj53xeu.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1683398049998-5Dft8Q7WZo.jpg?width=800)
https://drive.google.com/file/d/1bfmmz3HIfkFi_Nndp08i3F-EdPPSoPsj/view?usp=share_link
もう一枚出しました。背景や犬も注目ですがやはり難しい判断です。
![](https://assets.st-note.com/img/1683395402367-ug8SJieiPm.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1683398069765-pjW8D7m99J.jpg?width=800)
https://drive.google.com/file/d/1jmz4ptk3xBbu_QdQvgtnSpLrSh3HZhEa/view?usp=share_link
あえてシンプル背景で人物にフォーカスしましょう!
やはり明確な差はわかりませんがひとつ気がつきました。
LoRA マイナスで画質が向上する(Flat2のやつ)記事を思い出したのがきっかけです。
Control Weight値とEnding Control Step値で逆行現象起きてないか?
よく見るとそんな気がしてきたぞ。より見やすくしたのが↓
![](https://assets.st-note.com/img/1683396745377-uaHWdd40p8.jpg?width=800)
https://drive.google.com/file/d/1jdylu38_jqPq_F2rGnnQzXsNbeA5W0Y0/view?usp=share_link
書き込みが減ってるというかシンプルになっているように見えます。
書き込みが少ないので顔の陰影も少なく可愛くなったりしてるように見えました。
この画像に限りですが⭕️をつけたやつが個人的には良いと思いました。
その理屈で他のサンプルを比較すると
Control Weight値0.8〜0.5とEnding Control Step値0.2
が比較的良い感じに見えてきました。
独断と偏見で今回の検証ではリアル系でtile使うならControl Weight値0.7とEnding Control Step値0.2で行こうかなという結論を出しました。
しかしですよ。お気持ち程度しか変化がないのでHires.fixだけで良いんじゃないかなとは思いますので、個人的にはあとちょっと背景の書き込み欲しいとかで使うくらいかなと。
リアル系限定の考察でした。
もしもっと素敵な使い方あればご指南いただきたいです。よろしくお願い致します。
追記 5/09
(株)OfficeLoveさんのこちらの記事のTileの使い方が素晴らしいので早速真似てみたんですが、この時に逆行現象はやっぱりあるなと確認できたので追記します。
技術提供です~もうすでにやってる方いたらスミマセン
— ㈱OfficeLove (@AIArt_OL) May 7, 2023
モデルによってアクションが得意、不得意ありますよね~それを解消するControlnetTileの使い方です
1,アクションが得意なモデルで生成する(2次でも可)
2,生成した画像をもとにモデルを変えた状態でControlnetTileで再生成
3,完成! pic.twitter.com/RAccfA6WVx
まずイラスト系modelでこちらを出しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1683594508594-egCFc5Vb1a.png?width=800)
この後にリアル系モデルに変えてTile出力
seed固定 Control Weight値0.4 Ending Control Step値0.45
![](https://assets.st-note.com/img/1683595462047-vPFylP3ozA.png?width=800)
次はseed:-1に変えてControl Weight値0.4 Ending Control Step値0.45
![](https://assets.st-note.com/img/1683595596961-Sugu3USWUK.png?width=800)
次は自分で導き出したControl Weight値0.7 Ending Control Step値0.2
![](https://assets.st-note.com/img/1683595682245-KBeu1aPspn.png?width=800)
やっぱりシンプルになってますね。
だからってリアル系をメインに生成してる人はControl Weight値0.7 Ending Control Step値0.2にした方がいいよという訳ではありません。
イラスト系→リアル系の使い方は0.5/0.5付近の値の方が個人的には良い気がしています。0.7/0.2にしてもリアル感が増す訳ではないので。
リアル系→リアル系もしくは写真→リアル系なら0.7/0.2が良いのかなと思っているくらいです。
以上です。
もしかしたらまた追記するかもです。
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