空想新聞 2022年10月6日☔

山田くんがラーメンを完食

 山田くんは帰宅時に久しぶりに大好きなラーメン屋に行き大盛りラーメンを注文して一滴もスープを残さず完食したそうです。
 完食後は腹九分目だなと感じつつとても満足した気持ちと、いつも変わらない美味しさに少し感動を覚えたとのことです。

今日はなんの日

 10月6日はトウロクの日です。
 昭和時代、コンピュータではなく紙で情報を取り扱っていたとき、役所ではどこに誰が住んでいるのかを物理的な駒と地図で管理をしていました。住人が増えたり引っ越しがあったりしたときは人を表す駒を手に取り、別の場所に置くことで住所変更に対応していました。住人が多い場所では駒が地図から溢れたり、地震のときは駒の位置がズレてしまったりと、物理ならではのトラブルが絶えなかったそうです。
 そのため、当時は高級品だったカメラをはしごに登って上から撮影し記録する人が現れました。トラブルが起きたときは前日撮った写真を現像し元の状態に戻してから一日分駒を動かすといったやり方で復旧を可能としたのです。
 やがてオフィス用のコンピュータが普及し役所の情報が電子的に記録されるようになりました。結果いままで毎日行ってきた撮影作業は不要になりました。多少の揺れがあってもコンピュータの中のデータは移動してしまうことはありませんから。ただし、住人が増えたときはその情報をコンピュータに打ち込む必要があります。いままで駒を手に取り適切な場所に置いていました。手に取る、置く。取る置く。とるおく。とうろく。というふうに短縮され新しい言葉が生まれました。そのうち当て字の漢字がついてコンピュータに情報を打ち込むことを意味する「登録」という言葉が生まれたのです。ちなみに当て字ではなく、はしごを登って記録する。登る記録。「登録」が漢字になったという説もあります。新しい言葉が生まれたことを記念して昭和59年に10月6日がトウロクの日に制定されました。

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