今日一日をどう過ごすかー最強の有給休暇の使い方

7/14の記録です。


今日一日の過ごし方

7:00
起床。起き抜けのぼんやりとした頭の中、今日が映画「君たちはどう生きるか」の公開日であることに気づく。スマホニュースを見て。せっかくであればというのともし見なかった場合公開後にいろいろな批評を目にして気になるくらいであれば早く見ちゃいたい。という思いが湧く。早速座席を予約。今日は昼ごはんを早めに食べて昼過ぎに観に行くのだ。14:30まで。

8:00
朝支度を終え、いつもの通りカフェに行く。

9:35
家の間取りの検討ができないため、別の調べ物。今日含めた4日間の過ごし方。トレッキング用ウェア。スマートホームとか家電は調べられるからそれを調べよう。
と同時にMacになれる。マウスがないからBetter Touch ツールのカスタマイズを行いトラックパッドでChrome操作を楽にする。

10:50
寒い。カフェ冷房効きすぎ。長袖を着てくれば良かった。離脱して書店に行って第二種電気工事士の本を探しに行く。

11:00
第二種電気工事士の資格のための本を立ち読みする。立ち読みした方が集中力を保ったまま読める。このまま読んでしまうか。これで全部読んで2−3冊読んだら合格できるんじゃないか?と思い1冊目の20%くらい読んで時間になったので昼食に行く。

12:20
映画「君たちはどう生きるか」を見るため映画館に行き着席する。I MAX。今回は映画泥棒を見なかった。

15:00
映画館を出てストーリのプロットをメモる。スピーディーでセリフが短い映画で隠喩(というほど明確ではない)が多いのでメモってあとでゆっくり消化しないと味わえない。

16:00
帰宅。

君たちはどう生きるか

本の「君たちはどう生きるか」は、大学時代に教授に薦められたので読んだ。しかしあまり教訓は得られなかったのでがっかりした記憶がある。

映画の方の隠喩やストーリー、冒険活劇の部分は置いておいて、「君たちはどう生きるか」という部分で考察してみたい。以降ネタバレ有りかも。最強の読者であればネタバレを気にしないので、読者を気にせず思いの丈を記載しよう。

映画の結果としては、ハッピーエンドであったと言える。なぜなら主人公の少年(眞人)は伯母(ナツコ)を受け入れることができたからだ。またあの世界でアオサギとキリコと友達になれたし、元の世界でも友達を作ろうと決意することができたからだ。
現実で壁に出会い、石を頭にぶつけて血を流すほどの苦しみを味わった一方でファンタジーの世界で冒険をしいろんな相手に立ち向かい何かを手にして現実に向かっていく。現実→ファンタジー→現実という流れです。これは鑑賞者と同じ流れですね。鑑賞者の現実→映画→現実。映画で主人公と同じ冒険を行い何かを手にし現実に向かう。いわゆるカタルシスというものでしょうか。その点ではストレートな映画といえます。

眞人はあの大伯父を引き継ぐことを拒否しました。大伯父は頭がよく宇宙から飛来した石に魅了され本に囲まれた世界に引きこもりました。今の時代引きこもりは良くないものとされますが昭和の時代はある程度余裕のある家でしかできない一種の贅沢とされたケースがあります。大伯父は引きこもりを続けその世界の均衡を保ってきました。その世界の中には生命の生まれない海とそこに飛ぶペリカン、岩の中に作られたインコの王国がありました。大伯父は鳥が好きだったのでしょうか。アオサギも当初大伯父の手先のような振る舞いをしてましたね。

生命の生まれない海。これは、短絡的に考えると、放射能や科学文明の世界です。あり得ないほど金ピカの扉、超魅力的な扉を開けると石。石の暗闇の中には何かが蠢いています。一方で生命の源である海には生命が生まれにくいそうです。厳重に扉で閉じ込まれているものの科学・放射能が存在してその影響で生命力の乏しくなっている世界。遠くに見える船は幻だそうです。一方で眞人から見えた船には人間は乗っていませんでした。千と千尋に出てきたあの黒いあいつみたいな人間の陰っぽいやつはいました。

そこにいたワラワラ。あの可愛い奴らは魚を食べて生命力を得ると上に向かうそうです。途中でペリカンに食べられてしまいますが、ワラワラの夥しい数を見るとあれの隠喩なんじゃね?って思っちゃいました。だから何と言われると困りますが。ワラワラが上に到達するとどうなるのでしょうか。上の世界にはワラワラはいなかったように思います。現実世界にも。とはいえインコになったとも思えないです。謎です。

インコは学校世界にいる生徒たちでしょうか。としたらインコの王は教師?校長?現実世界そのもの?

大伯父が作った世界は何だったのでしょうか。人間を食べようとするような恐ろしい世界です。ある意味貪欲な、欲望に振り回されている世界と言えるかもしれません。上も下も飢えている感じがありますね。
そして夏子の部屋に行くことが禁忌っていうのはよくわからないですね。物語の都合と言えるかもしれませんが。夏子の上に飾ってあった紙の結界のようなもの。2重の。あれはあれで何なのでしょう。外敵である眞人をぐるぐる巻きにしたのはわかるとしてもなぜ夏子自身もぐるぐる巻きにしたのか。紙は生き物ではないので紙の意思ではないとして何かしらの条件に当てはまったから攻撃したのでしょうか?感情を露わにするものを?ただ動くものを?
彼の目的、作りたかった世界はよくわかりません。考察の余地がありそうです。

そんな世界を受け継ぐことを拒否した眞人。長い時間をかけて探し回った悪意のない石(これなんだろう)。積み木ならぬ積み石をして世界のバランスをとり続けなければ維持できない世界、それの維持者になることを拒んだ眞人。

上の世界と下の世界が分断されていて、上も下も飢えており、頂点の大伯父も老いており孤独な、そんな世界。それに対して、人間と人間のつながりが大事なんだ。それを選ぶという眞人だったのかもしれません。

「映画の方の隠喩やストーリー、冒険活劇の部分は置いておいて」と書きましたが、やっちゃいましたね。まあ超わかりやすい作品もいいですがわかりにくい作品も世の中にあっていいです。世界に謎が1つ生まれるとその分世界は魅力的になります。

ということで今日は終わり

今日(残りの)半日をどう過ごすか

人と人のつながりですね。

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