芝学園天文気象部

主に自作プラネタリウムについての記事を出します。

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  • 自作プラネタリウムのススメ

    自作プラネタリウムの製作に関わる情報を書いています。

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ドームの設計① 〜自作プラネタリウムのススメ〜

こんばんは。芝学園天文気象部のプラネタリウム班担当者です。この記事では、自作プラネタリウムに必須の投影用ドームの設計方法について解説します。 1、ドームの形状決定ドームの種類には、組立式ドームとエアードームという、大きくわけて2つの種類があります。前者は自立式であり、後者は送風機を使って膨らませるタイプになります。他にも、上から吊るすタイプなどがありますが、ここではメジャーな2つのドームについて解説します。 ❶組立式ドーム 自立式であり、ドームの形が崩れたりしないという

    • 投影機の製作 〜自作プラネタリウムのススメ〜

      こんばんは。芝学園天文気象部のプラネタリウム班担当者です。この記事では、地球儀を使用したピンホール式プラネタリウム投影機の製作手順について解説します。前回の記事では素材と形状について説明しましたので、まだご覧になっていない方はこちらをご覧下さい。 1、プロット作業❶投影範囲の決定 プロット作業は、穴を開ける位置を投影機上に書き込む作業です。穴の位置は、星の位置を示した赤経赤緯という座標系を使います。春分の日、ちょうど太陽の赤緯が0になった瞬間の天球上での太陽の位置を、赤経

      • 投影機の設計 〜自作プラネタリウムのススメ〜

        こんばんは。芝学園天文気象部のプラネタリウム班担当者です。この記事では、ピンホール式プラネタリウム投影機の設計方法について解説します。 1、素材決定ピンホール式プラネタリウムは、その名の通り素材に穴を開けて光源からの光を出すことで、ドームに星を投影します。そこで、使用する素材や形状によって、作り方や星の正確さが全く異なるので、よく使われる素材ごとに特性をまとめた表を見てみます。 ❶地球儀(または天球儀) まず勧めたいのは地球儀です。地球儀には、緯度・経度が書き込まれてい

        • ドームの設計② 〜自作プラネタリウムのススメ〜

          こんばんは。芝学園天文気象部のプラネタリウム班担当者です。この記事では、自作プラネタリウムに必須の投影用ドームの設計方法について解説します。 前回からの連載記事ですので、まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。 1、ドームの大きさドームの形状は、見て分かる通り半球です。しかし、ただ半球形を作ればいいというわけではありません。 その理由は、ドームの半球の中心に投影機の光源がある必要があるからです。普通、投影機は地面から30〜40cmほどの高さは最低でもありますから、半球を作っ

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