日本ダービー 東京優駿 2023 全頭評価
皐月賞時の評価は下記に詳しい
*五十音順
グリューネグリーン
マイペースで逃げられればトップナイフに勝ちがあるようにしぶとい馬だがここは相手が強すぎる
サトノグランツ
前走京都新聞杯は前半スローでそのまま前残りの馬場。ラスト4Fは
11.8 - 11.3 - 11.2 - 11.4と前が全く失速しない中で、直線向いた時点で5番手から差し切ってしまったのはかなり強い内容。長くいい脚を使える馬。ただ相手関係は楽だっただけに、一気のメンバー強化に対応できるか
シーズンリッチ
前走毎日杯は、ラスト11.5 - 12.7と大きく失速していて前が垂れる展開を中段から差したもの。特筆すべきものはなく、ここは相手関係が厳しい
シャザーン
新馬戦から22キロも馬体重を増やしながら好走している点に大きな成長を感じる。前走皐月賞も後方から運んでソールオリエンス以外には差されていない。2走前のすみれSでは前後半37.7-33.8のスロー展開を、出遅れて最後方から差し切る強い競馬。皐月賞は重馬場だったために渋った馬場が得意なシルバーステート産駒2頭に先着を許した形。良馬場でさらに距離が伸びるなら好走する素地は十分にある。鞍上は不安だが穴で一考
ショウナンバシット
シャザーンとの能力差はそこまでないが、皐月賞では重馬場の恩恵を受けた。スローからの瞬発力勝負には強いが馬群や狭いところに入ると再加速には時間がかかるタイプに見える。皐月賞のように馬場が渋り外からストレスなく行けるならといったところか
スキルヴィング
青葉賞は京都新聞杯と同じくラスト4Fの持続力勝負の様相。11.7 - 11.4 - 11.7 - 11.7という全く失速しないラップをほぼ最後方の位置から差し切ったこの馬はとても強い。馬体にも余裕が見える中での勝ち切りで、ダービーを見据えた仕上げだったことにも好感。◎候補
ソールオリエンス
ここまで他馬を寄せ付けないで勝ちきっている無敗馬。まだ競馬が上手ではないために素質だけで勝っているという印象。皐月賞ではとんでもない末脚で後方から差し切ったが、この日は外差しTBであったこと、後方からロスなく運びじっとしていた狙い澄ました騎乗であったことなどを考えると、リバティアイランドのような抜けた存在とまでは現時点では思わない。馬群に揉まれる経験はしていないため、外枠の方がいいが、いずれにしろ後方一気のスタイルになりそう。◎候補
タスティエーラ
皐月賞ではハイペースを前前で受けきる非常に強い競馬。一方でスローからの瞬発力勝負のような展開だと共同通信杯のように取りこぼしていることから、得意なレース質であったとは言える。ただ共同通信杯は福永Jの教育騎乗のように映る部分もあること、今回はレーンJに手綱が移ることでここでも十分勝ち負けできるだけの能力を感じる。
レーンJの好走を見極めるのは個人的には簡単だと思っていて「舞台適性がある馬であれば能力を最大限に引き出せる」騎手に見えている。
(ちなみにルメールJは能力が足りない馬でも3着に持ってきてしまう)
ここまで
皐月賞:フリームファクシ→消し(能力が足りない)→9着
天皇賞:シルヴァーソニック→消し(能力が足りない)→3着×
NHKマイル:カルロヴェローチェ→消し(距離が長い)→5着
VM:ソダシ→相手評価(トップマイラー)→2着
オークス:コナコースト→消し(桜花賞以上の上積みがない)→7着
と、かなり上手く付き合えている(シルヴァーソニックはタイトルホルダーが競走中止したことによる繰り上がりと考えているので例外)
タスティエーラは緩急のあるラップより淡々と流れるラップを好むが、能力は足りている上に舞台適性がないわけではないのでこなせる。この乗り代わりはプラスと捉える。◎候補
↓言いたいのはこういうこと
トップナイフ
皐月賞は出遅れで参考外。加速が鈍く控えても良さが出ない。マイペースで前に行き粘り込めるなら。最大目標はおそらく菊花賞だと思うが、ここでも1枠や2枠を引きスムーズに逃げられるなら馬券内に入る可能性はある。
ドゥラエレーデ
東スポ杯は12.8 - 11.2 - 11.2 - 11.5 - 12.2 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.0
このラップをほぼ自身で作っておきながら、差し馬が大挙する展開で4着に粘った。前で粘れればかなりしぶとい馬で、トップナイフよりも左回り実績があるために買いたくなる。こちらも1枠や2枠を引き自身のペースで引っ張れるならば馬券内はある。坂井Jはテン乗りだがこの馬はほぼテン乗り。ホープフルSでこの馬の単複をとった時の買い材料の1つはムルザバエフ騎手への乗り替わりだった。追えるタイプのジョッキーが合うと考えているだけに少し心許ないか
ノッキングポイント
シーズンリッチの項目で述べたように毎日杯組は高く評価できない
ハーツコンチェルト
前走青葉賞ではスキルヴィングが外、ハーツコンチェルトが中で同じような位置から伸びて来る強い競馬。距離ロスや距離延長を考えるとスキルヴィングへの逆転を考えづらい。また前走時10キロ絞る仕上げだったことを考えると上積みにも疑問
パクスオトマニカ
一気の相手強化で厳しい
ファントムシーフ
トビが大きく広いコース向きで皐月賞より舞台が合う。懸念は乗り代わりだろう。前走は落鉄がありながら3着に粘る強い競馬だったが、ルメールJの好騎乗だからこそ馬券内に来られた感はある。得意な舞台に変わって共同通信杯のような競馬ができるかは武豊Jの手腕にかかっている。内目の枠がほしい。スムーズに好位で運べれば
フリームファクシ
皐月賞は重馬場が合わず参考外だが、2000でなんとかオープンファイアを凌いだ馬で2400になると高確率で逆転すると思われる。ここは距離延長と相手関係が厳しい
ベラジオオペラ
能力は高い馬。前走皐月賞はハイペースを前につけてしまい惨敗で参考外。距離延長だけにスプリングSのような中団から運ぶ競馬ができれば巻き返しはありそうだが。鞍上と手が合うかは疑問
ホウオウビスケッツ
とてもいい馬だがさすがに距離が長そう。1800-2000を逃げか前で競馬すればそのうち重賞を勝てる能力がある
メタルスピード
ハイペースの前傾ラップを追走し後方から突っ込んでくることができる。こちらもそのうち重賞は勝てそう。前走皐月賞は馬場が悪いインから直線外に持ち出して4着と見事な競馬。ただ渋った馬場の恩恵を受けた。馬場が渋れば
まとめ
あくまで能力比較のみ。枠順とTBが出次第追記します。
今回から最終的に6頭までに絞ることにしました。枠が出てTBを確認次第印まで出します。ダービーなので当日に買い目も出します。
1着候補
スキルヴィング、タスティエーラ、ソールオリエンス
2着まで候補
シャザーン、ドゥラエレーデ、ファントムシーフ、トップナイフ、ベラジオオペラ
追記
枠が出たので印つけます。
ダービーはコース変わりでおそらくイン前有利なので、内枠に入った逃げ先行馬はおさえるのがセオリー。と言っても、ある程度実力はあるけど相対的に人気薄な馬が内枠に入って極力ロスのない競馬ができれば来れるよねって話だと思う。差し馬だとソールオリエンスやスキルヴィングに勝る決め手を持っていないと厳しいし。
①ベラジオオペラ
②スキルヴィング
③ホウオウビスケッツ
④トップナイフ
⑤ソールオリエンス
⑥ショウナンバシット
ホウオウビスケッツが逃げて5F60-61くらいのスローを想定
⑰⑫
⑥①④③
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯→
こんな感じで先団は形成されそう。
勝ち馬は4角で半分より前にいて、かつある程度末脚を使える馬かなと思う。
ここまで踏まえて現時点での印は
◎タスティエーラ
○スキルヴィング
▲ソールオリエンス
△トップナイフ
△ベラジオオペラ
△ホウオウビスケッツ
ファントムシーフは外枠を引いたことも相まって豊さんが控える競馬を選択しそうであまり積極的になれない。豊さんは皐月賞やダービーで先行するイメージが全くない。スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、タニノギムレット、ディープインパクト、キズナ、ドウデュース。武豊ダービースタイルは後方から上がり最速でしょう!この馬のスタイルは前で粘りきる競馬で、皐月賞はハイペースを予見したルメールの好判断でいつもより控える競馬を選択し、前崩れで3着。控えたからといって強烈なキレがあるようには見えない。前に行かない場合は厳しい競馬になりそう。と考えて評価を下げます。
最終的な買い目は当日のTBを見てTwitterで。