見出し画像

女性声優のフィギュアを手に入れるたったひとつの冴えたやりかた

画像1

「もう1年以上推しに会えてない…
寂しい…ラジオも良いが…寂しい…

そうだ!推しのフィギュアを作ろう!!」
(彼は狂っていた)

必要なものは愛とパソコンと2万円。
ちょっと高い気もしますがお渡し会でCD積むのに比べたら

①3Dモデルを作ろう(2時間)

今回はVRoid StudioというVR用アバター作成ツールで3Dモデルを作ってPixivファクトリーの3Dプリントサービスに出力してもらいます。(権利の問題があるのでマークとかロゴとかは外しました、あくまで推しっ”ぽい”キャラです)

このVRoid Studioというツールがよく出来ていて、モンハンやあつ森のキャラメイクの要領で3Dモデルを作る事が出来ます。公式ページからソフトをダウンロードして3Dモデルを作っていきましょう。

詳しい作り方は公式を見ていただくとして、ポイントをいくつか

・改造しよう…イチから作るのは大変です、最初から用意されてるモデルを元に改造していきましょう。他の人が作った服や髪型もBOOTHで売ってるのでそれを使うのもアリです。
・顔は頑張らない…顔の造形に時間をかけなくても大丈夫です。3Dプリント時にディテールがほとんど失われてしまうので、時間をかけるのであれば髪型やポーズで推しの特徴を拾った方が良いと思います。ただ輪郭と目の位置(外側、内側、中間)は似せた方が良い気がします。
足首はいじらない…接地させる機能がないので一度ズレるとポーズ全体をリセットしない限り戻せません、3Dプリントした時に自立させるために足首はできるだけデフォルトのポーズからいじらない方が良いです。(僕はいじってしまったので自立させるためにギミックを仕込むことになりました。)
・視線は正面になる…仕様なのか分からないんですが視線を編集しても正面になって3Dプリントされていました。かなり印象が変わってしまうので顔を塗装しなおすつもりでポーズを作るか、最初から正面を向く前提のポーズにするか、考えましょう。

そして出来たのがこちら。
マウスで頑張って描いたワンピースの模様以外は顔パーツの配置とパラメータの調整で推しの印象に近づけてます。)

画像2

ポーズをとらせるとこう

画像3

最後にデータをPixivFactory用にエクスポートして終了です。

②PixivFactoryにアップロード(3分)

エクスポートしたFVPファイルをPixivFactoryにアップロードして発注します。3Dプリントできる大きさは
100mm 9,900円
120mm 15,940円
150mm 21,780円
の3種類あるんですが、ぼくは食玩の小物が使いたくて、近い大きさの120mmにしました。それは​うまく行ったんですが顔の塗装が小さくて大変だったので、そこはお好みで。

髪が細いとかめり込んでるとか3Dモデルに問題がある場合は、発注後に連絡があるようです。

特に連絡がなければフィギュアが届くまで小物を準備したりして待ちましょう。

③到着

20日ほどするとフィギュアが発送されるので状態を確認しましょう。

画像4

画像5

このままでも良いんですがせっかくなので気になるところを直していきます。
・てかてか抑えたい
・積層痕
・眉が消滅
・口も消滅
・頬の赤みが欲しい
・視線がリセットされてる
・自立できない…

④ギミック(2時間)

自立できないので台座と靴底に百均でも売ってるネオジム磁石を仕込むことにしました。

画像6

同じ要領で手と武器にも仕込んで保持できるようにします。
(ピンバイスで手に穴をあけるのが正攻法なんですが失敗できないので…)

画像8

⑤リペイント(2時間)

3Dプリント時に視線が正面にリセットされてしまったのと、消失した眉毛とか頬の赤みを筆ぬりで無理やり直していきます。

画像8

画像9

いや…尋常じゃなく大変でした…タミヤの一番細い筆で塗ってたんですけど全然駄目で最後は針に塗料付けて描いてました…。サイズがあうならデカールとか使ったほうが良いですね…。拡大すると全然駄目ですが食玩サイズなのでまぁ良し!

画像11

使ったのは以下の塗料です。

・シタデルカラー CATACHAN FLESH(焦げ茶)…瞳、眉、口
・シタデルカラー CORAX WHITE(白)…白目、ハイライト
・タミヤウェザリングマスター<Hセット・フィギュア用Ⅱ>(ピンク)…頬


完全に適当に選んだ塗料だったんですけどうまく行ったのでオッケー!

最後につや消しスプレーを適当に吹いて、乾くのが待ちきれずにドライヤーで乾かしたりしたのがこちら

画像10

つや消し効果で積層痕が落ち着いてくれたのはうれしい誤算でした。

⑥組み立て(5分)

画像12

画像13

小物と組み合わせて完成~~~。




ということでVRoidとPixivFactoryの3Dプリントサービス聞いた勢いで作ってみたんですけど、予想より良い出来になったと思います、駿河屋のケースで売ってそう…。

皆さんもぜひ推しのフィギュアを作ってみてくださいね!
(怒られない範囲で)


・さいごに経費

3D制作費…0円
3Dプリント代(120mm)…15940円+1100円
チョコエッグ(シンガプーラ)…500円
ドール用ウォッカ…600円
真三國無双5フィギュア…1850円
筆…200円
シタデルカラー×2…1200円
タミヤウェザリングマスター…660円
LittleArmory <LA010> AKMタイプ…1600円
工具…1000円
合計:24650円


予算オーバーしとるやんけ(小物にこりすぎた)

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?